こんにちは、ウィルスタイルの吉川です。
新年度が始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
アルバイト兼インターンとして入社してから5ヶ月が経ち、無事大学を卒業して社会人としての新生活が始まりました。不安と期待で胸がいっぱいになりながらも毎日を過ごしています。
さて、今回はGoogleアナリティクス4(GA4)についてのお話です。
私はこうして記事を書かせていただくまで、GA4がどういうものなのか全く知りませんでした。そして、記事を書かせていただいている今も、正直なところ「小学1年生がひらがなを書けるようになった」と同じくらいの成長だと思います。ですが、全くひらがながわからなかった小学1年生が書けるようになるのはとても大きな成長。これから勉強していく上で一番大切で、大きな大きな第一歩です。
そこで今回は業界未経験である私が、何ヶ月か前の私と同じような「全くわからない」状況の方の第一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。
Table of contents
1. GA4とは
2. ホーム画面 用語集
3. 頻出ワード3選
・セッション
・コンバージョン
・エンゲージメント
4. レポート画面 用語集
5. まとめ
GA4とは
そもそもGA4とはどのようなものなのでしょうか。
全く未知の世界だった私にとっては最初にこの言葉を聞いたとき、GA4とGoogleアナリティクス4が同一なものということに気づくのさえ時間がかかりました。
ざっくりと説明すると「サイトにどれ程の訪問者がいて、彼らはどこからそのサイトに辿り着いたのか」「どれほどの時間そのサイトを見て、どれ程クリックやスクロールやそれら以外のアクションを行ったのか」それらを確認することができる機能のことです。
つまり、GA4とはサイトの訪問者がサイト内でどのような行動をしたのかを確認することができる解析ツールです。
私がこの記事を書くにあたって、初めてGA4の使用画面を開いて見た時、一番初めに感じたことは「とにかくカタカナ言葉の意味がわからない」でした。
ですので次の章からは、「ホーム」と「レポート」各画面で出てくる言葉がそれぞれ何を指しているのかを説明したいと思います。
ホーム画面 用語集
言葉 | 意味 |
---|---|
イベント | クリックや動画の再生などのユーザーのアクション |
ユーザー数 | 一定期間にサイトを訪問したユーザー数の合計 |
ユーザーあたりのイベント数 | 特定のユーザーがサイト内で行ったアクションやイベントの数 |
セッションあたりのイベント数 | 1セッション内で発生したイベントの平均数 |
コンバージョン | 最終的な目標を達成すること |
セッション | サイトに訪問してサイトを出るまでの流れ |
セッションのコンバージョン率 | コンバージョンが発生したセッションの割合 |
ユーザーあたりのセッション数 | 1人のユーザーが特定の期間内にサイト訪れる回数 |
エンゲージメント | サイトやアプリに対するユーザーの操作 |
平均エンゲージメント時間 | ユーザー1人あたりのエンゲージメント時間 |
エンゲージメントがあったセッション | いずれかに該当するセッションだった場合、 「エンゲージメントがあったセッション」としてカウント -10秒以上継続した -1回のコンバージョンイベントがあった -ぺージビューが2回以上あった |
エンゲージメント時間 | エンゲージメント時間はユーザーがサイトやアプリを 実際に見ていた時間 |
エンゲージメント率 | ユーザーが積極的に関与したセッションの割合 |
ページビュー | Webページが表示された回数 ページがリロードされた場合、リロードされた回数分カウント |
スクリーンビュー | 表示されたスクリーンの合計数 |
表示回数 | WEBページが表示された回数 ページビュー数とスクリーンビュー数の合算数値 |
セッションあたりのページビュー数 | 1セッション中で表示されたページの平均数 |
新規ユーザー | 特定期間内にウェブサイトやアプリに初めて訪れたユーザーの総数 |
頻出ワード3選
ここでは、ホーム画面に頻出する言葉をもう少し詳しく説明します。
セッション
セッションとは、「サイトに訪問してサイトを出るまでの流れ」です。
ユーザーがサイトを訪れて、複数ページを閲覧したとしてもセッションは1とカウントされるため、ユーザーの訪問数を把握することができます。
では、セッションとユーザー数は同じということ?そのように思われた方もいるのではないでしょうか。
GA4におけるユーザー数とは、一定期間にサイトを訪問したユーザー数の合計を指します。ですので、一週間のうち同じユーザーが2度サイトを訪問したときに計測されるユーザー数は1、一方セッション数は2と計測されます。
コンバージョン
コンバージョンとは、「最終的な目標を達成すること」です。
例えば、あなたが服屋さんだとして、最終目標を「お客様に服を購入してもらう」と定めたとします。お客様がいらっしゃって色々な服を見てもらい最終的にご購入していただけることになりました。そうするとコンバージョンは1と換算されます。
500イベントが行われたとしてコンバージョンが10だとしたら、500回、クリックや動画の再生などのイベントが行われるなかで、10回、服を購入してもらうというコンバージョンが達成されたことになります。
ここではあえてわかりやすいように「服の購入」を例にしましたが、例えば「このページに訪問してほしい」や「資料のダウンロード」なども設定すればそれが「コンバージョン」となります。
エンゲージメント
ここでは「エンゲージメントがあったセッション」と「エンゲージメント時間」の違いについてもう少し詳しく説明します。
エンゲージメントがあったセッション
エンゲージメントとは、サイトやアプリに対するユーザーの操作を指します。
以下の条件に該当するセッションだった場合、「エンゲージがあったセッション」としてカウントされます。
・セッションが10秒以上継続した
・1回のコンバージョンイベントがあった
・ぺージビューが2回以上あった
これらのどれか一つが達成されれば、エンゲージメントがあったセッションとしてカウントされます。
エンゲージメント時間
エンゲージメント時間はユーザーがサイトやアプリを実際に見ていた時間を指します。
「実際に」なので、別タブで違うサイトを見ている時間は、裏にタブが残っていたとしても「実際に」見ている時間としてはカウントされません。
例えば、10分間サイトを開いていたとして、そのうちの2分間別タブで違うサイトを見たとしたら「エンゲージメント時間」は、8分となります。
「エンゲージメントがあったセッション」と「エンゲージメント時間」、同じ「エンゲージメント」という言葉でも計測される条件が違うので、それぞれ別のものとして覚えておくと良いかも知れません。
レポート画面 用語集
言葉 | 意味 |
---|---|
レポートのスナップショット | サイト(アプリ)の全体像を把握するためのレポート |
Search console | Googleオーガニック検索結果での検索流入やキーワードごとの平均掲載順位、検索結果のクリック率、サイト状況の確認・管理が可能 |
クエリ | ユーザーが検索する際に検索窓に入力する単語 |
googleオーガニック検索 | 検索エンジンで行われる検索のうち、自然なプロセスで生成された検索 |
ユーザー | |
ユーザー属性 | ユーザーのアクセス地域、性別、年齢、使用用語など |
オーディエンス | 特定の行動をした、もしくは特定の属性を持つユーザーのグループ |
テクノロジー | ラットフォーム、ブラウザ、デバイスカテゴリ、画面の解像度など |
ユーザーの環境の詳細 | ユーザーがアクセスした端末やブラウザ、画面の解像度別にデータを確認することが可能 |
ライフサイクル | |
集客 | ユーザーの流入経路(検索流入、広告、SNSなど) |
ユーザー獲得 | 新規ユーザーのアクセスした経緯を把握できるレポート |
トラフィック獲得 | サイトにアクセスしたユーザーのアクセス元を把握できるレポート |
ページとスクリーン | どのページがどれくらい読み込まれているかの確認が可能 |
ランディングページ | サイトを訪問したユーザーが最初にアクセスしたページ |
収益化 | |
Eコマース購入数 | 各アイテムの閲覧回数やカートへの追加数、購入数や収益の確認が可能 |
購入経路 | 購入までのプロセスのステップ間で離脱したユーザー数の確認が可能 |
決済経路 | 購入までの各ステップを完了したユーザーの数と割合の確認が可能 |
アプリ内購入 | アプリ内購入に関連する収益の測定が可能 |
プロモーション | プロモーションによって閲覧されたアイテム数や収益への影響の確認が可能 |
維持率 | 新規ユーザー数とリピーター数の確認が可能 |
まとめ
今回は、GA4の入門として基礎的な用語を紹介させていただきました。
初めてGA4を開いたときは「まずなにから触ればいいのだろう」と感じましたが、どの言葉が何を指しているのかをざっくりでもひとつひとつ理解していていると、まだまだGA4初心者の私でも、知りたいことに対して「多分だけどここをみたらいい」と一歩が出るようになりました。
そんな一歩のお手伝いができていると幸いです。
次回のGA4についての記事では、もう少し詳しい見方や他の機能を紹介できたらなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。