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デジハリを経て異業種未経験からWebデザイナーへ

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はじめまして、ウィルスタイルの尾沢です。
タイトルにもある通り、わたしはまったくの異業種からデジタルハリウッドでWebデザインを学び、2023年6月にWebデザイナーとして中途採用で入社いたしました。

今回のブログでは、異業種から転職を目指した奮闘記、そして未経験だった私をあたたかく迎えてくださったウィルスタイルへの入社経緯をお話させていただきます。

入社して約1週間。まだまだな自分を痛感する日々ですが、私と似たような境遇でジョブチェンジを考えておられる方やWeb業界を目指しておられる方へ「一歩踏み出す勇気」をすこしでもお届けできれば幸いです。

Table of contents

  1. これまでの経験
  2. きっかけとなった大学時代
  3. デジハリ入学
  4. 未経験の壁
  5. ウィルスタイルとの出会い
  6. 採用いただくまでの驚き
  7. 最後に

これまでの経験

まずは入社前のお話からさせていただきます。
新卒ではずっと憧れていた第一志望のインテリアショップに就職し、インテリアコーディネーターとして働いていました。

接客がメインの仕事でしたが、わたしは元々初対面の方とお話することは苦手なタイプでした。
入社後も同期の中ではいちばんのポンコツで、なかなか結果も出せない時期が続きました。
向いてないと諦めそうな気持ちとこのまま終わらせたくはない気持ちの狭間でもがき続ける中、大きな転機となったのは尊敬する先輩へ相談した際の一言でした。

「お客様と思い過ぎちゃう?それはいいことやけど、自分の友達が来てくれたと想定してみるのはどう?もっとおざの個性をだしてもいいと思う、もっと自然体でやってみたら?」

ここからわたしの快進撃が始まります。
試行錯誤しながらも、すべてのお客様に対して大切な友人へと同じ気持ちで、親身に飾らずご対応することでキャラも立ち、自分に合った接客スタイルが確立していきました。
苦手意識のあった接客を楽しいと感じるようになった頃には、指名でリピート購入してくださるお客様も増え、社内表彰をされるなど、見違えるほどの結果とやりがいも感じ始めていました。

そんな時、マネージャーとの面談で「店舗の責任者を目指さないか」というお話をいただきました。自分では考えてもいなかった役職に、こんな私でも評価をしていただけたことへの嬉しさと、まだまだ人の上に立ちマネジメントをするよりも、お客様の近くに居たい気持ちの間で葛藤する日々を送っていました。
ただがむしゃらに目の前のお客様のことを考え働いてきたわたしにとって、このお話はこれからのキャリアについて考えるきっかけになりました。

責任者を目指すことも考えましたが、同じ挑戦をするならば、他のやってみたいことにチャレンジしてもいいのではないかと考えるようになりました。
この時に一度立ち止まり、自分と向き合う時間をつくる大切さを知りました。きっと、ずっと走り続けていたら自分の心情の変化にも気づけなかったと思います。

それからは、もっと自分の可能性を信じたいという思いから「転職」を考えるようになりました。
未経験職種への挑戦にまったく迷いがなかったというと嘘になりますが、私は何かを決断、選択するときに『どちらの自分を好きでいられるか、どちらを応援したいと思えるか』を大切にしています。
この時、0からのスタートでも新しい挑戦をする自分の方が好きだな、応援したいなという気持ちの方が強かったので退職を決めました。

人生でも大きな転機となったここでの出会いと経験は私の宝物です。

きっかけとなった大学時代

大学では家政学部に入学し、衣食住それぞれの専門分野をアパレルデザイン、調理実習、住宅図面や模型の制作と幅広く学びました。
その中でも、一番興味をもった住空間コースをメインに専攻していました。
制作した図面や模型のプレゼンテーションボードや所属サークルのチラシ制作でデザインをする機会があり、とても楽しく意欲的に取り組んでいました。
その頃から興味を持ち始めたのですが、その時すでに大学3回生の後半。
ちょうど就職活動が始まった時期でした。

明確な第一志望もあった中で、一からデザインを学びなおすべきか悩んだ時期もありましたが、インテリアコーディネーターになるという夢を諦めきれずにインテリアショップへの就職を決めました。

その後、自分の中でやりきったと感じるタイミングがあり、退職後にデザインスクール選びを始めることになります。

デジハリ入学

スクールの説明会はWebデザインが学べるデジタルハリウッド(以下、デジハリ)を含め、4社ほど比較検討しました。
職業訓練校という選択肢もありましたが、社会人としてこれまでに働いてきた大半を入学金にあてたことで、絶対にWebデザイナーになるんだとモチベーションが保てたので結果的にマイペースすぎるわたしには合っていたのかなと思います。

また、デジハリには超実践というコースが存在したことも入学の決め手になりました。
なんば校に所属しながら、全国のデジハリ生とコンペ形式でヒアリングから制作、プレゼンまでを経験できる実践式のコースです。
コンペでは実際に採用いただき、学生でありながらも大企業のサイトに自分の制作したLPが公開されているという貴重な経験ができました。
通常クラスの授業と並行してクライアントワークを進めることはスケジュール的に厳しい時期もありましたが、限られた時間の中で納品までの流れを一通り経験できたことで、未経験から本当にWebデザイナーになれるのか不安に感じていた気持ちにすこし自信がつきました。

未経験の壁

超実践コースのクライアントワークで感じた気持ちとは裏腹に、デジハリを卒業後にいざ就職活動を始めると、まず目の前に立ちはだかったのが未経験の壁でした。

転職サイトを見ていても、求人の多くは実務経験が必須でした。
こだわりが強いがゆえにどこでも良いとは割り切れず、応募をすることさえできないまま不安な日々を過ごしていました。
そんな日々からすこしでも前に進むために、私が起こしたアクションは「ダメ元でも働きたい会社に応募してみること」です。

そして、応募したのがウィルスタイルを含めた3社になります。
ウィルスタイルの他に受けていたのは、下記の2つです。

・経験者のみ募集のデザイン事務所
・リノベーション会社のインハウスデザイナー

一見共通点がなさそうですが、接客のお仕事をしていたこともあり、わたしが軸にしていたのは誰もが知っている大きな会社ではなく、もっと身近なお客様のお手伝いができる環境でした。
また、担当するお客様の一番のファンとなりその輪をユーザーへ広げていけるような、一緒に成長していけるような関係性を築けることを理想としていました。

ウィルスタイルとの出会い

関西に絞って転職活動をされている方には共感いただけるかもしれませんが、私は思っていたよりも関西にWeb制作会社は少ないなと感じました。
デジハリ超実践コース提携のマイナビでエージェントの方とお話をする機会もありましたが、関西圏で紹介いただけたのは3社ほどでした。(エージェントさんも未経験の方に関西で紹介できる求人は少ないんです、東京に集中していて。と仰っていました)

できれば大好きな関西で就職を。と考えていましたが、もういっそのこと東京進出をしようかと考え始めた頃に見つけたのがウィルスタイルでした。
東京も視野に入れながら、でもやっぱり関西を出たくない!と大手転職サイトではなく「大阪 Web制作会社」や「神戸 Web制作会社」で検索し、自分で調べはじめたときにウィルスタイルのサイトにたどり着きました。

東京。もはや全国どこでも。住んでみたい土地へ引っ越しも含めて。なんてことを考えていた私にとって、大好きな関西。ましてや学生の頃から慣れ親しんだ神戸にこんな素敵なWeb制作会社があるんだとわくわくしたことを覚えています。

採用いただくまでの驚き

エントリーから始まりウィルスタイルで採用いただくまでは、私にとって嬉しい驚きがたくさんありました。

まず応募の際に驚いたのが、多くの制作会社が履歴書、職務経歴書、ポートフォリオの提出が必須になっている中で、ウィルスタイルの応募フォームにあった項目は簡単な連絡先情報とポートフォリオのみでした。
ポートフォリオだけで判断されるのかな、と未経験で実績のなかった私は不安になりましたが、応募後すぐにお電話があり面接いただけることが決まりました。
このときに書類で判断するのではなく、実際に会って人柄などもみてくださる会社なのかなと不安だった気持ちがすこし和らぎました。

面接当日、到着した際に感じたのはこんなに素敵な建物に入っているんだという驚きでした。
趣味が名建築めぐりな私は、憧れの建築家のひとりである渡辺節さんが設計しているということもあり、ときめきがとまりませんでした。

そしてドキドキの中、迎えた最初の面接。

さらに驚いたのは「何か聞きたいことはありますか?」からスタートしたことです。
これまでに受けた面接では、面接官からの質問に答えていくことが多かったのですが、ウィルスタイルの面接では「疑問に思うことは何でもどうぞ」というスタイルでした。

スクール卒の未経験という立場の私にも代表の坂口さん、奥田さんは「未経験ということは気にしなくて大丈夫です、価値観の合う人と働きたいとおもっているので」と正面から向き合ってくださいました。
転職活動の軸、前職のこと、趣味や家族のことなど、たくさんのお話をさせていただいたのですが、正直こんなに緊張せずにプライベートなエピソードまでお話できた面接は初めてでした。

また面接では、ウィルスタイルのデザイナーは実装まで担当をすることもご説明いただきました。
デジハリでは、Web制作会社にはディレクター、デザイナー、コーダーという職種があると教えていただき、実際にも多くの制作会社がそのように分業をしている中、ウィルスタイルの働き方はデザイナーとしての幅を広げられることにとても魅力を感じました。コーディングスキルに自信の持てなかった私はその気持ちを上手く伝えられなかったのですが、おふたりから「今できるかではなく、やりたいと思えるかのほうが大切。好きなことでないと続かないからね」とお話いただけたことで挑戦してみたいと思うことができました。

・2回の面接
・勉強会への参加 (その後、ブログを読んで憧れていた岡本さんとお話をする機会をいただきました)
・制作したサイトのプレゼン、お食事

こちらは私が採用いただくまでの流れです。
先輩の皆さんのお話を聞くと、採用フローはそれぞれ違うようです。

最後に

今回の転職活動を振り返ってみると、未経験の場合はスキルよりも何かひとつでも、どんなに小さくても、これからの成長をイメージしてもらうことが次に繋がるのかなと感じました。
もし今、数ヶ月前の私と同じように不安を抱えている方がいらっしゃいましたら、まずは自分ってどんな人間だろう、これまで嬉しいと感じたこと、悔しかったことなど、振り返ってみることで自分だけのアピールポイントが見えてくるかもしれません。あとは素直に飾らず自分の言葉で伝えてみるのはどうでしょうか。

本当に就職できるかもわからないまま、ただ「好きの力」を信じて突き進んできたわたしを、心配しながらもずっと味方でいてくれた家族。
社会人になってからの新たな挑戦を笑わず励まし続けてくれた友達。
たくさんの支えで今のわたしがいるなと感じています。

事あるごとに壁にぶつかり失敗もたくさんしてきた人生ですが、一つ誇れることは「いつだって周りの人に恵まれる」ということです。ウィルスタイルには入社してまだ数週間ですが、皆さんの優しさに救っていただく毎日です。
1年前には想像もできなかった、とてもめぐまれた環境でデザイナーとしての「始まりの一歩」を踏み出せたことに感謝し、これからは未経験という伸びしろを成長に変えていきたいです。

『反省はしても後悔はしない人生を』わたしの大切にしている言葉です。
このブログを通して、わたしと同じような境遇の方にすこしでも「一歩踏み出す勇気」をお届けできていると嬉しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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Author | Yuki Ozawa / 3,007views

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