YKK六甲株式会社 ws2.ykkrokko.co.jp

Category | Works

Credit

Account Director : Kousuke Sakaguchi
Director : Hana Suzuki
Designer / Engineer : Ayaka Okamoto
Photographer : Knotphotography

YKK六甲様との出会い

遡ること2021年。コロナ真っ只中、完全テレワークの環境で働いていた頃、ひとり電話当番をしていた私のもとに、YKK六甲株式会社様(以下、「YKK六甲様」とさせていただきます)から1本のお電話をいただきました。入社してまだ3ヶ月ほどだった当時の私が、通話記録として残していたメモはこのようなものでした。

  • サイトリニューアルのご相談
  • ご担当者様は聴覚に障がいをお持ち
  • お話の途中で誤ってお電話を切ってしまった

特に情報をお聞きできていないことに加え、慣れない電話対応にアタフタしてしまい、途中でお電話を切ってしまうという致命的なミスを犯していました。今ではこの出来事も大切な思い出話となっていますが、当時の私はとにかく大パニック。急いでお電話をかけ直し、打ち合わせのお約束をさせていただきました。

と、こんな風に、YKK六甲様との出会いはなんともバタバタしたものでした。

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YKK六甲様ってどんな会社?

私たちの制作は、お客様のことを徹底的に知ることから始まるのですが、もちろんこのときもたくさん調べた上でお顔合わせに伺いました。

YKK六甲様設立のきっかけは、グループ社員の方による「障がいの有無に関わらず、自ら稼いで社会に貢献できるような場をYKKグループ内に作りたい」という一声。この提案をきっかけに、1998年、印刷業務を担う神戸市初の特例子会社としてYKK六甲株式会社は設立し、障がいを持つ10名と、グループ内から出向した3名、外部からの技術指導者2名で操業を開始しました。今では従業員数*総勢27名となり、当時から続く印刷業に加え、書類保管、YKK APのカラーサンプル、サッシ用ラベルの製作、施工用ビスの袋詰めなど、YKKグループを支えるため様々な事業を展開されています。

*うち障がいを持つ方は19名(聴覚障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がい、肢体不自由など)2022年現在

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YKK六甲様のWeb制作に対する想い

私たちが初めてお伺いしたのは2021年7月。担当の崎濱様や江口様は、ニコニコ温かく出迎えてくださり、「なぜリニューアルしたいのか」「どんなWebサイトにしたいのか」「会社にはどんな人が働いているのか」など色々なことをお話しくださりました(ちなみにこの日のメモには、「穏やかで明るく、よく笑う方。お二人の仲がとても良いご様子」と書かれていました)。

この日のことで今でも印象に残っている出来事は、崎濱様が「実績全部見ました!特にこのサイトがお気に入りです!」と紙に印刷した株式会社ベストパートナー様のページを手に、私たちに魅力を熱弁してくださったこと。Web制作への情熱ももちろんですが、ウィルスタイルへの愛情や期待を感じ、「なんとかお力添えしたい」という想いでいっぱいになったことを覚えています。

その後ご提案を行い、ご採択待ちとなっていた約8ヶ月後の2022年3月。江口様から「お待たせしました!やっと役員会でWeb制作の許可をもらうことができました!」とのご連絡をいただきました。今までずっと頑張ってくださっていたんだと嬉しい気持ちが溢れたと同時に、時間が経ってしまった分、Web制作への熱意が冷めてしまっているかもしれないという不安がよぎりました。

ですがそんな心配をよそに、久しぶりにお会いした崎濱様と江口様の熱量はさらに倍増。また同じだけの想いを持った表様や九門様、そして小山社長と、新たに素敵なメンバーの皆様をご紹介くださりました(ここで、あ〜絶対良いサイトにするぞと鈴木は決意します)。

その日から、更なるご意見交換や従業員の方へのインタビューを重ね、見えてきたサイトのイメージ。

それは、お問い合わせを増やすことよりも、従業員の方一人ひとりが「自分は今、最高の会社でキラキラしながら働いているんだ」ということを感じてもらえるサイトをつくること。そして、そんな素敵な会社があるということを外部やグループの方々に伝えていくということです。社内に溢れている柔らかい空気感や皆様の温かいお人柄を表現するため、従業員の方々が写ったお写真をたくさん使用させていただきたいとご提案したところ、「撮影NGは誰ひとり居ません」と数日間にわたる撮影に全員がご協力くださりました(ここで再度、あ〜絶対良いサイトにするぞと鈴木は決意します)。

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撮影にご協力くださったパートナーのKnotphotography様

また皆様からは温かい表情だけでなく、素敵な言葉もたくさんいただきました。何気ない会話の中に散りばめられた言葉たちを、サイトを訪れた方へそのままの温度で届けたいと考え、一つひとつ実際に手書きしメッセージに想いをのせました。

さらにもう一つこだわったのは、キャッチコピーの「こえる挑戦をささえる誇り」。この言葉には、YKK六甲様と過ごして感じた2つのイメージを吹き込んでいます。1つ目は、より良いサービスを求め、常に挑戦し続けるYKKグループを強く支えている姿。2つ目は、一人ひとりが可能性を超える努力を惜しまず、またその背中を全員がサポートしている姿です。「一人ひとりの挑戦、それを支える姿、そしてそこから感じる誇り」というものを余すことなくこの言葉に込めたいと思いました。

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YKK六甲様にインタビュー

制作当時、どのようなことを思っていらっしゃったのか、私たちとのあれこれを振り返っていただきました。

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左から、江口様、小山社長、崎濱様

ー ウィルスタイルを選んでくださった理由はありますか。

(崎濱様) 3つくらい他の会社からも話を聞いていたんですが、一番鈴木さんの対応が良く頼りになるなと思ったんです。電話は切られましたが(笑)坂口社長はとにかく熱い方だなという印象。小山と気が合いそうだなと思っていました。

(小山社長) 打ち合わせが良かったよね。崎濱はウィルスタイルさんが来る前日になると、決まってわかりやすくウキウキしていました(笑)

ー ウィルスタイルとの制作はどうでしたか。若い二人が担当になり不安はありませんでしたか。

(江口様) たしか最初にお電話してからだいぶ経った後に制作が始まりましたよね。役員からOKをもらうために何度もプレゼンしていたのが懐かしいです。

(崎濱様) 最初はサイトがきちんと公開できるかどうか少し不安でしたが、二人ともしっかりしていたので、心配の必要はありませんでした。鈴木さんと岡本さんはどうでしたか。

ー 本音を言うと私は不安でした(笑)当時の私はまだ1年目だったので、岡本や皆さんのことをどうすれば上手く引っ張っていけるんだろうと悩むこともあったのですが、何をお願いするにも楽しそうに協力してくださる皆さんのお人柄のお陰で、気がつけば心から楽しんでいました。崎濱さんがいつも私たちが来るのを楽しみにしてくださっていたように、私たちもお伺いするのがいつも本当に楽しみでした。

(江口様) なんだか気が合いましたよね。笑いのツボが合うというか。一緒にやっていて楽しかったです。

(崎濱様) 通訳の方を入れてもっとたくさん話をすれば良かったと、少し後悔しています。

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ー 印象に残っている出来事はありますか。

(崎濱様) 撮影です。特に「撮影場所を公園から工場に変更したい」と、当日無理を言ったときのことは記憶に残っています。

ー でも採用ページのメイン画像は、あのときお二人が公園まで伝えに来てくださったから撮れたお写真です。これからの会社を背負っていくお二人の背中、とっても評判良いんですよ。

(江口様) あれ実は奥さんの話をしていました(笑)

(崎濱様) あとはキャッチコピーを虹色にしてほしいとお願いしたときも、すぐに対応してくれました。無茶苦茶な要求に、いつも嫌な顔せず応えてくれるのが嬉しかったです。

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ー 公開後の評判はどうですか。

(江口様) YKKグループのポータルサイトに掲載してもらったのですが、150件のいいねと10件以上のコメントを書いてもらえました。やっぱり従業員の顔がよく見えるのと、インタビューなどがあって働いている様子がわかりやすいようです。広報の方からもサイトの評判が良いと聞いています。

(崎濱様) 今までは「どんな仕事をしているの?」と聞かれても見せられるものがなかったので、自分の仕事を人にわかってもらえずモヤモヤしていました。でも今はすぐにわかってもらえます。嬉しくて毎日のようにサイトを見ていますよ。

(江口様) 同じことの繰り返しになりますが、やっぱり一緒にやっていて楽しかったです。和気藹々と皆んなが楽しみながら参加できていたから、結果として良いサイトができたんだと思います。

ー 私たちも魅力的なサイト制作に携わらせていただいて幸せでした。ありがとうございました。

さいごに

色々なお客様とお仕事をご一緒する度に、「尊敬」や「緊張感」など色々な気持ちに出会うことができます。その中でもYKK六甲様とのお仕事は、「楽しい」という言葉が良く似合う数ヶ月でした。

崎濱様と江口様を見ていると、まるでお笑いコンビを見ているような錯覚に陥っていたのですが、その場に小山社長や他の従業員様が加わったとしても、観客側が増えるのではなく、トリオ、カルテット…とお二人の周りにどんどん人が増えていき、最終的には皆様でワイワイ楽しんでいるという光景を何度も見てきました。「障がいを持つ方とそうでない方の垣根は無くならないけれど、向き合い、寄り添い、心の垣根を越えていきたい」とお話しくださった小山社長の想いが、従業員の皆様にも伝わっているんだなと感じたと同時に、YKK六甲様の家族のような絆に触れることのできたこの制作期間は、まだまだ経験の浅い私にとって本当に貴重なものであると気付くことができました。

また、こうして無事公開に至ることができたのは、皆様の多大なるご尽力や温かいお心遣いがあったからだと改めて感じております。これからもサイトを大切に育てていただけるよう、引き続き精一杯サポートさせていただきます。

一人ひとりの想いがたくさん込もった本サイト。 少しでも多くの方々の目に、心に届きますことを祈っております。

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