株式会社バンディット bandit.co.jp
Credit
Engineer : Mineo Okuda
Director : Hana Suzuki
Designer / Engineer : Chiho Rokukawa
心からの「ありがとう」を想って。
三ノ宮駅から歩いて5分、インドカレー屋さんが見えてきたら、あともう2分。その先にあるのが、マンションの一角に事務所を構える株式会社バンディット様(以下、「バンディット様」)です。 今でも印象に残っているのは、「山賊」という力強いお名前とは裏腹に、扉の向こうからは温かく穏やかな皆様が私を迎え入れてくださったということでした。商業施設の建設業務全般を行なっていらっしゃるバンディット様は、創業当初から今日まで変わることなく、大切にされているという「姿勢」がございます。
それは「一人の担当者が最初から最後まで一貫して業務に携わる」ということ。
一つのものを一緒に作り上げる喜びやお客様の思い描く結果となる喜びを、共に分かち合いたいというお気持ちのもと、15年もの間こだわり続けてきたことだとお聞かせくださりました。 バンディット様の、お客様や協力業者様に対する尊重の想い、そしてお打ち合わせの中で垣間見えた常に挑戦心を持ち続けていらっしゃる皆様に感銘を受けたと同時に、どこか「山賊」らしさを彷彿させる強さをも感じました。
温かく、柔らかく、そして少しの遊び心。
バンディット様とお会いする度に感じた周りの方への想いやり。お客様や協力業者様へはもちろんのこと、スタッフ様の間に感じた家族のような温もりや、私たちウィルスタイルにまでお気遣いくださる温かさを、何とかサイトに表現することができないかと考えました。
そこで、ベースカラーには白色を使用し柔らかさを演出。キャッチコピーとなった「つくる喜び、つながる想い。」には平仮名を織り交ぜることで優しさを、そしてゆったりとした時間を感じてもらいたいという想いを込めて、あえて読点を打ち、一呼吸置いて読んでいただけるよう意図しています。
もう一つのポイントは、要所々々に「遊び心」が散りばめられているという点です。ひと気のない神戸にポツンと存在する一つの椅子。見えそうで完全には見えない背景の動画。マウスオーバーをすることで切り替わるお写真。 訪れてくださった方々が思わずクリックを進め、隅々まで目を通したくなるようなサイトを目指し、バンディット様にもご意見を頂きながら共に作り上げていきました。またそれらの「遊び心」「違和感」が埋もれてしまわないよう、全体のデザインはあえてシンプルなものにしています。
一新されたロゴマーク。
サイトリニューアルに伴って、ロゴマークも新しく生まれ変わることに。
「新しくなったロゴマークに思い入れを持ってほしい」
そんな代表取締役の伊藤様のお考えのもと、バンディット様によってデザインコンペが開催されました。出席させていただいていた弊社スタッフより、皆様から募り得たデザイン案やプレゼンは大変素晴らしいものだったとお聞きしておりましたので、私も拝見させていただける日を心待ちにしておりました。 後日、伊藤様より改新されたロゴマークをご紹介いただいた際、15年を共にしてきた歴史あるロゴマークを活かしたデザインであるということに感動したのはもちろんですが、何よりも私は、ロゴマークに隠された遊び心に魅了されてしまいました。
一見すると一つの形をしたロゴマークですが、どうやら様々な意味合いが込められているとのこと。その由来をお聞きしてからというもの、視点を変えると見え方が変わり、拝見する度に違った表情で楽しませてくれるこのデザインに、心から感服いたしました。
バンディット様の「今」が真っ直ぐに表現されたロゴマーク。 これから先、バンディット様のお顔として多くの方々から愛され続けるに違いありません。
ロゴについて制作期間を振り返って。
私がこの業界に就職し、初めてご担当させていただいたお客様がバンディット様でした。 入社してからまだ2ヶ月程だった制作当時の私は、今以上に知識も乏しく、たくさんのご迷惑やご心配をおかけしてしまっていたのではないかと思います。それでも、伊藤様をはじめとしたスタッフの皆様は、私や同じく新卒入社であるデザイナーの六川を信用し、「キャリアなんて関係ない。どれだけ会社のことを思い、作ってくれるかだよ」と最後まで私たちにお任せくださりました。 また大変短納期であったにも関わらず「やりましょう!」と力強く、いつでも快くご協力してくださる皆様の優しさに、救われ続けた制作期間でもありました。
皆様の多大なるご尽力があったからこそ、こうして無事公開に至ることができたのだと心から実感しております。 今後もサイトを楽しみながらご活用いただけるよう、精一杯サポートさせていただきます。そしてサイト制作のみならず、会社パンフレットのリニューアルまでお任せくださることになりました。サイトでは「言葉」を通して魅力を目一杯お伝えさせていただきましたが、パンフレットでは、手にとってくださった方々が「心」で魅力を感じていただけるよう、言葉で記すことよりもお写真を中心にバンディット様らしさをお伝えすることを意識し、制作いたしました。
加えて、今回の撮影には株式会社KNOT様(以下、「KNOT様」)にご協力いただきました。KNOT様は「一生の宝ものになる写真」をコンセプトに、姫路市のフォトスタジオを拠点としご活躍されております。コーポレートサイトの制作をご依頼いただいたご縁から、現在は弊社のパートナー様としてもご尽力いただいております。たくさんのアイディアを頂いた上、早朝からの撮影であったにも関わらず快くお引き受けくださりました代表の東様に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
それぞれ一人一人の想いが込もった本サイト。 少しでも多くの方々の目に、心に届きますことを祈っております。
紹介されたクリップサイト