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Webディレクターを楽しめるひとってどんなひと?3年目のWebディレクターが考えてみた。

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こんにちは。Webディレクター(以下、「ディレクター」)の鈴木です。
最近、ディレクターを目指している方とお話しさせていただくことが増えてきました。そのおかげで、今まで深く考えたことのなかったディレクターについて未熟なりに考えるようにもなりました。

例えば「どのようなひとがディレクターに向いていますか」という質問を頂いたとします。Webデザイナー(以下、「デザイナー」)の場合、絵を描くことやものをつくることなど、幼い頃から持っていた明確な「好き」を貫き続けた結果、デザイナーという仕事に就くことができたという話をよく耳にします。ではディレクターの場合はどうなのでしょうか。

今回は私の過去を振り返りながら、3年目の私が思う「ディレクターを楽しめるひと」についてお話しさせていただければと思います。
このブログを通して、少しでも多くの方の背中を押すことができましたら幸いです。

Table of contents

  1. 読むこと、書くことが大好きだった
  2. 相談にのることが多かった
  3. 極度の喜ばせたがり屋だった
  4. まとめ

読むこと、書くことが大好きだった

私は幼少期から本を読むことがとっても好きでした。
ファンタジー、ミステリー、ホラー、図鑑。ジャンルに対するこだわりは何ひとつありませんでしたが、とにかく言葉に触れることが最高の暇つぶしになっていました。

そして幼稚園にあがる頃には、自分で物語を書くことが大好きになりました。内容は心底くだらなかったものの、チラシの裏紙を重ねてつくった自作の絵本は、ざっと数えただけでも30〜40冊。果物や椅子など、人ではない何かを主人公にするというのが当時のゆずれないこだわりでした。

こんな風にしながら子ども時代を過ごしたおかげで、いつしか本を読むことだけでなく、読書感想文の宿題が楽しいと思えるくらいには、書くという行為がなんとなく得意になっていました。

ウィルスタイルのディレクターは、厳密にいうと「ディレクター、時々、ライター」です。お客様の想いを文字で表現する役割も大きく担っているということを知ったときは、自分の力を試せる場所、磨き続けられる場所を見つけられた嬉しさで胸がいっぱいになりました。

相談にのることが多かった

年齢問わず、なぜか周りのひとから相談をされる機会がよくありました。
「それって答えが決まっているのでは」と言いたくなる気持ちをぐっと堪えたこと、永遠に終わらない話を「うんうん、それから?」と夜通し聞いたこと、どう考えても荷が重すぎる悩みを打ち明けられたこと。たくさんのことがありました。

ただ振り返ってみると、一度も苦だと感じたことはなく、むしろ「疑似体験で自分の知見を広げられてラッキーだ」と感じている私がいることに気がつきました。

ひとの話に耳を傾けることや自分の考えを伝えること、言葉にならない感情を誰かに代わって紐解いてあげるという行為は、お客様のお悩みをじっくりとお聞きし、自分の提案で解決へと導いていくディレクターの仕事に、どこか通ずる部分があるのではないかと私は感じています。

極度の喜ばせたがり屋だった

中学生の頃、仲の良かった友人が突然遠くに引っ越すことになりました。
廊下に座り込んで泣いた私でしたが、泣く暇があるならその子を喜ばせるために使いたい、たった数秒で心を入れ替え、「出会った小学校を貸し切る」という、夢いっぱいの、そしてほんの少しぶっ飛んだプレゼントを思いつきました。

そうと決まれば許可取りです。まずは当時の担任の先生を味方につけるため、部活が終わるたびに小学校に通い、一生懸命に気持ちをぶつける日々を過ごしていました。そんなこんなで少しずつ応援してくれるひとが増え、気づいた頃には職員室にいるたくさんの味方に見守られながら、校長先生に直談判をするという偉業を成し遂げていました。

ここまでされて断れる校長先生がいるはずもなく、ほかの生徒に迷惑がかからない日をえらぶという条件付きで、無事小学校を貸し出してくれることとなりました。当日はゲームをして遊んだり、お菓子を食べたり、小学校でするからこそ意味を持つ時間を、友人とともに過ごすことができました。

私は「目の前のひとが楽しんでいたら私も楽しいし、目の前のひとが喜んでいたら私も嬉しい」という単純明快な思考回路の持ち主です。当時の私もこのポリシーにのっとって動いたまででしたが、意図せずとも褒めてもらえたこの経験は、のちに自分の伸ばすべき長所や強みを教えてくれるきっかけとなりました。そしてディレクターとなった今、誰かのためを想い一生懸命になって動くことは、実は簡単なようで難しいこと、けれどそれは、ディレクターにとって何よりも大切な力であるということを強く実感する日々を過ごしています。

まとめ

あくまでも一個人の意見にすぎませんが、私はディレクターを目指す方が大切にすべきことは、「好き」かどうかに重きを置くことよりも、前述したような「なんとなく得意だったこと」や「案外いやじゃないこと」「意図せず褒めてもらえたこと」などを見逃さないようにすることの方ではないかと思っています(異論は大いに認めます)。そしてそれはきっと、ディレクターを楽しむことの本質にも繋がっていくはずです。

ディレクターは、普段何をしているのかがイメージしづらいことに加え、業務が多岐にわたるがゆえに大変な仕事という印象を持たれがちです。ただ見方を変えれば、これまでの何気ない経験をふとした瞬間に活かすことのできる柔軟な職種でもあります。一見関連がないように思える点と点も、上手に組み合わせてみると立派なディレクターという形になるかもしれません。

リアルな仕事内容については、WEBディレクターの1日で詳しくお話しさせていただいておりますので、少しでもディレクターに興味を持ってくださる方がいらっしゃれば、ぜひそちらの記事も覗いてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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Author | Hana Suzuki / 2,737views

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