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入社1年半、新卒Webディレクターのあゆみ

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こんにちは。ウィルスタイルの吉川です。
暑い夏も過ぎ、秋の気配が感じられるこの頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
入社してからあっという間に1年半が過ぎました。インターン期間を含めると、ちょうど2年が経ったことになります。大学4年の冬に向かう季節に、神戸へ少しずつ通い始めたことを思い出すと、時間の流れの早さに驚かされます。
この1年半はあっという間で、ゆっくり振り返る時間もなかったのですが、今回は少し立ち止まって、自分のあゆみをたどってみようと思います。

Table of contents

  1. Webディレクターの仕事
  2. つまずいたこと
  3. 嬉しかったこと、楽しかったこと
  4. 自分らしさと理想のディレクター像
  5. パワーチャージの時間
  6. これからのこと

Webディレクターの仕事

入社前に「Webディレクターの仕事は幅広いよ」とお聞きしていたものの、実際に経験してみると想像以上で、毎日スケジュールの管理には苦戦しています。私が1年半で経験したディレクターの仕事を最初に少しご紹介します。

  • お客様との打ち合わせ
    お客様のことをよく知ることを大切にしているウィルスタイルでは、日々のメールのやりとりやお電話に加え、オンラインやお客様先での打ち合わせを頻繁に行い、認識にズレがないか確認しながら制作を進めます。
  • 見積書や請求書、契約書の準備
    制作に必要な書類を準備します。
  • ドメイン・サーバー・メール周りの準備
    サイトに欠かせないドメインやサーバーの設定、メールアドレスの準備など、見えない部分の準備も行います。
  • 制作チームとの交渉ごと
    デザイナーさんやコーダーさんなど、関わるメンバーのスケジュールや作業状況を把握しながら進行を調整します。時には短期間での作業の交渉をすることもありますが、納期に関わる大切なやりとりです。
  • サイトマップの作成
    サイトマップとはサイトの構成をツリー状で表したものです。お客様から要望をお聞きしサイトの骨組みを検討します。
  • サイト原稿の作成
    サイトに掲載する原稿を作成します。ときにはインタビュー形式でお話を伺うこともあります。
  • 撮影の段取り
    サイトに使用する写真の撮影スケジュールを組み、現場では進行を務めます。
  • ワイヤーフレームの作成
    ワイヤーフレームとはデザイン前の設計図のようなものです。
    ページ内の情報配置や導線を考えます。
  • 社内デザインプレゼンの段取り
    デザインが出来上がったらお客様にご提案する前に、社内のプロジェクトメンバー以外にも数人参加していただきデザインの共有と確認を行います。デザイナーさんとの事前打ち合わせを行い、スムーズに当日を迎えられるよう準備します。
  • お客様へのプレゼン
    デザイナーが作ったデザインをお客様にご覧いただく際、細部へのこだわりや込めたおもいを言葉にして伝えるのもディレクターの仕事です。デザインを初めてご覧になるお客様にとって、一番楽しんでいただける瞬間です。その気持ちがさらに高まるようなプレゼンを心がけています。
  • デバッグ作業
    サイトの公開前にサイトの不具合や誤字脱字がないか確認します。
  • 【番外編】willstyle.20
    成人を迎える方向けの前撮りサービスのディレクションも担当しています。お客様の希望を伺い、カメラマンやメイク担当と連携して撮影を進めます。とはいっても、この業務は今年の9月から参加させていただいたので、まだまだ試行錯誤の日々ですが、新しいことに挑戦できる毎日が楽しく、盛り上げていきたいと思っています。

こうして振り返ると、たくさんの業務に関わってきたなと実感します。まだひとつひとつの仕事への理解は浅いですが、経験を重ねながら、いろいろなことを学んでいきたいと思います。

つまずいたこと

正直に言うと、入社してから経験したことはどれも大変でした。特に、社会人として初めて電話応対をしたときは、緊張で手が震えるほどで、あのとき対応してくださったお客様はどんな不安な気持ちだったのだろうと、今でも思い返します。

そして、現在も苦労しているのは原稿の作成です。もともと文章を書くことは好きで、ぼんやりぐるぐるしていた頭の中の考えを目に見える形で言葉にすると気持ちが落ち着く感覚がありました。サイトの原稿を担当できるということもWebディレクターという仕事に惹かれた大きな理由のひとつです。

ですが、Webディレクターとしての「文章を書く」という作業は、単に自分の思いを書き出すだけでは通用しません。個人的な文章とは違い、Webでお客様のことを表現する文章は、誰が読んでも正しく伝わるように書く必要があるため、人によって解釈が異なることを理解せずに書くと、思わぬ誤解を招いてしまうこともあります。実際、お客様からお聞きしたことを、まったく違う理解でまとめてしまい、ご迷惑をおかけしてしまうこともありました。好きだと思っていた原稿作成で失敗したときは、率直にとても悔しかったです。

それでも、とてもありがたいことにお客様からは温かい言葉をいただき、「どんな形でも、恩返しをしたい」というおもいで、文章を書くことに改めて向き合う日々を送っています。

今もまだ思うように書けている実感はありませんが、これまで以上に触れる文章のひとつひとつに「どうしてこの文章は魅力的に感じるのかな」と考えるようになり、少しずつ学びになっていることを感じます。特にディレクターの先輩である鈴木さんの文章は、読むたびに自分もこうなりたいと刺激を受けます。鈴木さんが鈴木さんらしい色のある文章を書いているように、私も自分らしい色のある文章を見つけていきたいと思っています。

嬉しかったこと、楽しかったこと

入社してからの1年半、悔しいことやうまくいかないこともたくさんありましたが、嬉しいこともたくさんありました。

その中でも特に印象に残っているのは、やはりお客様から「ありがとう」と言っていただける瞬間です。就活中、いろいろな企業の社員インタビューで「ありがとうの言葉がやりがい」と何度も目にしていましたが、正直「ほんとかな?」と思っていました。ですが、実際に経験してみると、想像以上に嬉しく、もっと喜んでいただきたいと仕事のモチベーションにもなります。今では、関わったお客様からいただいたメッセージをスクリーンショットして「ありがとうフォルダ」にまとめ、元気がほしい日に見返しています。

また最近では、サイトの構成やワイヤーフレームなど、デザイン前の工程を自分で考える機会が増えました。頭で考えたことを、デザイナーさんやフォトグラファーさん、コーダーさんが形にしてくれる瞬間は、言葉では表せないほどワクワクし、「この仕事って楽しいな」と素直に感じることができます。

もちろん、まだまだこれから大変なこともたくさんあると思います。自分の拙さに落ち込むことも、想像がつかないくらい経験していくのだと思いますが、だからこそ日々の小さな嬉しかったことを忘れず、心にしっかり留めていたいなと思っています。

自分らしさと理想のディレクター像

今回ブログを書くにあたって、入社したときのブログと、数ヶ月経ったときのインタビューを見返してみました。どちらも「自分らしくいたい」という言葉ばかり書かれていましたが、入社して1年半たった今でもまだ完全にはわかっていないなと感じます。

それでも、「こんな人になりたい」という憧れの姿は、少しずつ見えてきました。それは、どんな場面でも周りを明るくできる人。楽しそうに仕事をしていて、自然と周りを前向きな気持ちにさせる人。自分の意見をしっかり持ちながらも、周囲への思いやりを忘れない人。ディレクターとしても、お客様にもチームのメンバーにも、「吉川さんとのお仕事は安心する」と思ってもらえるような、そんな存在を目指していきたいと思っています。

そして、そんな理想像を思い描けるようになったのは、日頃お世話になっているお客様や、プライベートで関わる人、ウィルスタイルのスタッフなど、身の回りの素敵な方々の存在があってこそだと思います。自分らしさは、まだ「不器用だけど一生懸命」くらいしか言葉にできませんが、出会った人たちのいいなと感じることを吸収して、自分のものにしていきたいと思っています。

パワーチャージの時間

週の始まりである月曜日に、スタッフがちょっとでも楽しい気持ちで過ごせる時間を作りたいと思い、同期の近久さんと入社後すぐに willundi café を始めました。その後、コーダーの木村さんも加わってくださり、現在は月曜日とお客様がご来社される日にカフェを開催しています。最初は、楽しいという気持ちの反面、「続くかな・・?」と思っていた自分もいましたが、採用面談で「カフェがあるのも素敵だと思って」と言っていただけるほど、ウィルスタイルの特徴のひとつになっているのかなと感じています。コーヒーや紅茶の香りが漂う狭い休憩室で、近久さんや木村さんとおしゃべりしながら準備する時間は、私にとってのパワーチャージのひとときです。そして、ドリンクを渡したときに喜んでくれるスタッフの笑顔を見るのがカフェの最大のやりがい。今後はデザイナーの竹内さん、尾沢さん、ディレクターの鈴木さんも参加してくださる予定なので、willundi caféのこれからがとても楽しみです。

これからのこと

自分は少し不器用な性格です。言われたことの意味は理解できても、それを自分のものにするまでには、人の2倍の時間がかかるタイプですが、時間をかけて試行錯誤するからこそ、本当の意味で理解して力にできる部分もあり、そういうところが、強みなのかもしれません。

また、いろいろなところに寄り道をしながら進む分、同じ道をあゆむであろう未来の後輩に伝えられることも増えていく気がしています。ですので、遠い未来の自分は、ディレクターの仕事と同時に後輩の育成担当もしていけたらなと思っています。大変なことも、「こんな経験をしたよ」「こうやって乗り越えたよ」と伝えられる材料になるなら。そう考えると、自分のためだけではなかなか踏み出せない一歩も、自然に踏み出せる気がします。まだまだ未熟なディレクターですが、そんなワクワクする未来を想像して、精一杯あゆんでいけたらと思います。

今回は入社してからの1年半を振り返らせていただきました。また3年ほど経ったころに、足跡をたどってみたいなと思います。そして、今期ウィルスタイルは20期を迎えました。特に何かが変わるわけではありませんが、会社の成人の年ということで、私も一緒に成長していけたらと思います。長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

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Author | Saya Yoshikawa / 24views

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