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[London Journal vol.1]5年目WEBディレクター、イギリスに移住しました。

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こんにちは。ディレクターの西澤です。
タイトルを見て驚いた方もいらっしゃるかもしれませんが、私はいま、イギリスに居ます。2025年1月にロンドンに移住し、勤務形態を変えながらリモートワークでウィルスタイルに所属しています。今回のブログでは、神戸や主に関西エリアのお客様とのお取引が多いウィルスタイルのスタッフが、いきなりなぜ?というところから、ロンドン生活約半年を経て感じたこと、ヨーロッパでの日常をお届けしたいと思います。

Table of contents

  1. 私が渡英した理由
  2. イギリス生活のリアル
  3. ウィルスタイルを離れて
  4. おわりに

私が渡英した理由

まずは私がイギリスに居る理由ですが、結論から言うと、単純に海外にもう一度住みたいという夢があったから。もちろん業務上の理由で依頼された訳でもなく、私の海外に住みたいという夢をウィルスタイルが応援してくれたから、成り立った渡英でした。

大学時代のアメリカ留学を経て、いつかまた海外に住みたいと思っていた私は、入社4年目の終わりに、Youth Mobility Scheme Visa という、30歳未満の該当国の人を対象に取得できるいわゆるワーキングホリデービザと言われるような種類のビザを個人的に取得し、約2年間イギリスに移住することを決めました。入社後4年間の鍛錬の続く日々を経て、正直に言うと「やっと」WEBディレクターというお仕事に楽しさを見出し始めた頃。ようやく本当の意味でスタートラインに立ったようなタイミングで辞めてしまうのはもったいないと分かっていながらも、人生の目標のどれも諦められない私は、人生設計を考慮したうえで、今だと決めました。

神戸でのこの仕事を離れることを惜しみながらも、今行かなければ一生の後悔になると、弊社代表に話したことを覚えています。辞める覚悟で思いを伝え、一度はその方向で着地したものの、その翌日「辞めなくても良いんじゃない?」と、テレワークでの所属を提案してくださいました。入社当時から「海外に行きたい」とぼやいていた、いちスタッフのことを真摯に受け止めてくださったことに感謝でいっぱいです。とはいえ、時差が大きいことや、お客様先へのお伺いができずウィルスタイルが大切にしている直接的なコミュニケーションを取りづらいことから、今まで通りのWEBディレクターとしての業務はどうしても難しく、アシスタントや、今までも携わってきた総務・広報などの業務に週1,2回程携わらせてもらうこととなりました。

イギリス生活のリアル

そんなこんなで有り難く送り出していただき、始まったロンドン生活。何事も直接見て感じてから決めたい私は、タフなスタートになることは想定のうえ、渡英後に家探しと現地での仕事探しを開始。供給バランスや家賃の高騰、治安の観点から、超困難と言われるロンドンでの家探しでしたが、何十件もの内見ののち、幸運にも最初の1週間で丁度良い物件に出会い、その後すぐに縁あって希望していた仕事に就くことができました。

前述はしていませんでしたが、海外に行きたかったもう1つの理由に「海外でお茶を点てる人になりたい」という夢がありました。社会人になってから茶道を習い始め、日本茶に関する副業を経て、茶道とその背景にある日本文化の美しさに魅了され、またそれを様々な文化背景を持った人に共有すること、共感し合えることに喜びを感じ、そんな野望を抱くようになりました。まずは若年層を筆頭に抹茶ブームが巻き起こる国外の抹茶市場を知るべく、現在はロンドンの高級住宅・ショッピング街の1つである、メリルボーンという地区の抹茶カフェで働いています。業務はもちろん全て英語、また著名人が来店したり、ブランドとのコラボレーションやイベントがあったり、またカフェとは別に個人的に抹茶のポップアップイベントを開催したりと、ウィルスタイルでの仕事とはまた全く違った意味での刺激的な日々を送っています。


個人的に開催した抹茶のポップアップイベント

ウィルスタイルを離れて

新卒で入社して以来毎日過ごしてきた職場を物理的な距離として離れ、全く異なる業種、全く異なる環境での仕事をしてみて、感じたことは沢山あります。まず最初に感じたことは、ウィルスタイルでいかに私らしく自然体で居られていたかということ、そして一緒に働く「人」へのストレスが殆どなかったということ。それはきっと規模感や、価値観が近いスタッフが多いことに由来していると思いますが、言葉にする前でもある程度お互いの状況や気持ちを察し合えたり、してもらって嬉しいことや助かること、相手が大切にしていることをなんとなく共通認識として理解し合っているから、お互いに気を回しやすかったのだなと個人的に思います。

それが、国外に出て様々な国の人と関わりあって働くとなると、全く通用しません。こちらの職場も、とっても人に恵まれているのですが、些細なことからやり方も違えば、ここでの正しさや、「ありがとう」の基準がそれぞれに異なることを痛感しました。例えば、本当に些細なことで、こうした方が親切かなと思ってしたことが相手には全く伝わらず逆にやりにくいと言われたり、言わなくても伝わるかなんて思ったら大間違い、ここでは察し合うよりもしっかりと伝え合うことがより重要視されているように感じます。もちろんそれは職場や何より人によってそれぞれですし、どちらが良いということでもなく、それにどんな場合でも結局人と人、言語や「あたりまえ」が違っても、通じ合う時には通じ合います。ウィルスタイルでとっても心地良い環境で働けていたことに感謝しつつ、ここでの心地良さを築けるように、日々を過ごして行きたいと思います。

おわりに

ロンドンに来て、まだ学生だった5年前から比べて自分がとても変わったことを、ふと感じます。学生時代に初めてアメリカ留学をした時に感じたこと、そして社会人経験を経て今ロンドンで感じること。国も違えば、歳も重ねていますが、圧倒的に自分のことを好きで居られるように思います。

それはきっと、新卒で入社してから4年間、ウィルスタイルに関わる全ての方が私を成長させてくださったから。もちろん、WEBディレクターとしてもまだまだ始まったばかり、人間としても未熟なことばかり、自分のダメさにため息がでることも、泣き出したいようなことも沢山ありますが、これまで出会った素敵な方々のようになれるよう、どこに居ても、何をしていても、一歩ずつ日々鍛錬を積み重ねていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後はロンドンでの生活や働き方のリアル、ヨーロッパでの旅の記録などをお届けできたらと思います。

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Author | Mariko Nishizawa / 314views

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