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私がここにたどり着くまで

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はじめまして。ウィルスタイルの西澤です。

私は、2021年3月に関西学院大学 総合政策学部を卒業し、4月からWebデザイナーとして入社いたしました。Webデザイナーとはいえ、新卒の未経験で採用をいただいた新人Webデザイナー。勉強させていただくことばかりの毎日ですが、少しでも就職活動中の方の参考になればと思い、初ブログを執筆いたしました。

今回は、私が今ここにたどり着くまでの就職活動についてお話しします。

Table of contents

  1. 就職活動を始めるまで
  2. 就職活動
  3. ウィルスタイルとの出会い
  4. 現在のわたし
  5. 就職活動を振り返って
  6. 最後に

就職活動を始めるまで

私は就職活動を始める前、大学4年目を休学して海外留学に行っていました。苦手意識のあった英語を克服して自分の活動視野を広げたい、海外でデザインの勉強をしてみたい、という思いからアメリカに約1年間留学しました。留学までの大学生活3年間での授業や課外活動で、映像制作やチラシ制作などを行う機会があり、デザインすることに楽しさを感じるようになっていた私は、週末にグラフィックデザインのスクールに通ったりもしていたのですが、何かを表現する時に周りの目を気にしすぎてしまう自分の性格に気が付き、新たな環境で少しでもそんな自分を変えてみたいと思ったことも留学を考えるようになったきっかけでした。

留学先では語学学校を含めいくつか学校に通っていたのですが、ニューヨークのデザイン系の学校での授業が印象的でした。「人種のるつぼ」と呼ばれる街なだけあり、他国の出身や、他国にルーツをもつ生徒が多く、そこでは考え方や感覚などありとあらゆることがそれぞれに違いました。初めは自分と周りとの違いに自信を持てずにいたのですが、それぞれの違いをポジティブに捉え、堂々と制作物を発表する周りの生徒に感化され、留学生活を通して少しずつ自分に自信をつけることが出来ました。

そんな、自分の中の価値観や常識が打ち砕かれていく刺激的な毎日を過ごし、2020年1月末に帰国。2月からようやく本格的に就職活動を始めました。不安はもちろんあったものの、大学での学びや留学を経て見えてきた理想を実現させるべく、始めはとても意気込んでいました。

就職活動

私は海外旅行が好きで、ある旅行雑誌の大ファンなのですが、いつかその雑誌の編集に携わりたいという漠然とした夢があり、就職活動においてもそのような業界を志望していました。とはいえ業界をひとつに絞っていたわけではなく、制作に関わることの出来る職種であれば他の業界でもとにかく説明会に通い、エントリーシートを書く毎日を送っていました。

そんな矢先の2020年3月末、コロナがやってきました。予定されていた就職活動は次々と中止になり、随時オンラインへの切り替え。社会全体が混乱していて、選考が中々進まなかったりと、それまで勢いで保っていた私の中の何かが徐々に崩れていきました。オンラインでの面接が始まっても、一層伝える力が求められる中で思うように自分を伝えられず、落ち込み、次こそはと自分を作り込んで臨んではまた上手くいかないという負の連鎖が続きました。

当時の私は、帰国して間もなかったことも相まって、自分の感覚がここでの「ふつう」とずれている感覚がありました。ありのままの自分でいたい気持ちと、ここで受け入れられる自分になりたい気持ちがぶつかった挙げ句、私は「ふつうの就活生」にならなければと型にはめた自分を作り込んでいました。どんな自分でも正解だと思えるようになっていた留学中とは違って、ここでは求められるかたちにはまっていなければ不正解とされているような気がして、どうにか正解になろうと必死でした。「面接でこんな質問を受けた時には、こう答えるべき。」そんな風に上手く答えることばかりを考えているうちに、自分らしさを失っていたのだと思います。そんな状態では選考を上手く通過することも出来ず、最終的には全ての選考に落ちてしまいました。

以降、なかなかピンとくる企業に出会うことが出来ないまま、更に就職活動を続けること数ヶ月が経過。この時すでに季節は夏も終わる頃。例年、多くの学生がとうに就職活動を終えている時期です。私は焦る気持ちを通り越し、ただ先が見えない真っ暗な日々を過ごしていました。

ウィルスタイルとの出会い

そんなときです。インターネットで企業を検索していた時のこと。偶然ウィルスタイルのホームページを見つけました。引き込まれるがままに読み進めて行くと、神戸のWeb制作会社で、応募フォームがあることも分かりました。とはいえ、私は未経験で新卒の学生。こんな私でもエントリーさせてもらえるのかと不安な気持ちでした。しかし、少しでもチャンスがあるのなら絶対に逃したくないという気持ちが上回り、気がついたら連絡をとっていました。急に連絡した学生の私に対しても、とても親切に対応してくださったことを今でも覚えています。

既にこの時、私は直感的に「やっと見つけられた」ような感覚を感じており、緊張や不安もある反面、久しぶりにわくわくした気持ちでいました。実際に会ってお話しするうちに、学生の私の話にも丁寧に耳を傾けてくださる姿勢や、人間性を大切にされている価値観に感銘を受け、ここで働きたいと強く思うようになりました。ウィルスタイルの面談では、坂口さんや奥田さんの温かいお人柄のお陰で、なにひとつ偽ることのないありのままの自分で居ることが出来ました。一度お会いしてからは、事務所が私の慣れ親しんだ土地にあることや、共感する価値観、共通点などもあったことから、勝手にですが何かの運命ではないかと思ったほどです。

現在のわたし

そして今、私はこの会社で働かせていただいています。まだまだ右も左も分からず、周りの方々に助けていただくばかりの日々。ただ、自分が「ここだ」と思った会社で、仕事上はもちろん、人として尊敬できる方々と一緒に働かせていただけていることにとても感謝しています。せっかくいただいたご縁を大切に、はやく一人前のデザイナーになって、少しでも恩を返していけるよう頑張ります。

就職活動を振り返って

私の就職活動は、はじめに思い描いていたようなものではありませんでした。しかし、時間をかけてやっと自分の中の正解にたどり着くことが出来ました。

「もし留学をしていなかったら。」「コロナが流行する前に就職活動をしていたら。」そんな風に、上手くいかないことを環境のせいにしてしまっていた時期もありました。しかし今振り返ると、私の就職活動が上手く行かなかったのはもちろん環境のせいではなく、新卒の就職活動生に求められているであろう理想像を勝手に膨らませ、そこに自分を押し込もうとし過ぎて、本当の自分を上手く表現できていなかったからだと思います。

「留学をしていなかったら。」「コロナが流行していなかったら。」今の私はないですし、ここにたどり着けていなかったかもしれません。自ら選んで起こしてきたことも、誰も望んでいなかったけれど起きてしまったことも、全てのことがあったからこそ、はじめに思い描いていたもの以上に魅力的な道を見つけることができました。

これから就職活動をされる方も、思うようにいかない時もあるかもしれません。そんな時は、一度肩の力を抜いて、ありのままの自分を伝えてみてはどうでしょうか。時間がかかることもあるかもしれませんが、耳を傾けてくれる人がきっと見つかるはずです。

最後に

ウィルスタイルで働き始めて約2ヶ月。まだまだ未熟で力不足を感じる日々ですが、やりたかったことを、尊敬する方々と一緒にさせていただけている環境にとても感謝しています。少しでも会社や社会、お客様の力になれるよう、日々勉強していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回からは入社後のお仕事などについてお伝えしていきます。
これからも精一杯努力いたしますので、温かく見守っていただけますと幸いです。

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Author | Mariko Nishizawa / 4,423views

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