株式会社六甲サービスセンター rossa.co.jp
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Director : Saya Yoshikawa
Designer : Ayaka Okamoto, Yuki Ozawa
Engineer : Chiho Rokukawa
はじめに
こんにちは、アシスタントディレクターの吉川です。 今回は、加古川に本店を構え神戸・大阪に営業所を展開されている、主にOA機器を扱う創業60年の株式会社六甲サービスセンター様(以下、六甲サービスセンター様)についてご紹介いたします。
私ごとではありますが、社会に出てはじめてのお電話対応が六甲サービスセンター様、そして、はじめてプロジェクトに参加させていただいたのも六甲サービスセンター様でした。この記事では、新卒アシスタントディレクターとして初めてのお仕事に奮闘した私が皆様と過ごした数ヶ月間を振り返りながら、制作の裏側をお届けします。
スタートラインに立つ
どんなふうにヒアリングが進むのか、初対面の場ではどんな話をするのか、そんなことを考えながら、初回のお打ち合わせを迎えました。
同席した弊社代表の坂口が大切にしている「まずはお客様のことをよく知ること」という考え方が、当時の私にはまだうまくイメージできませんでしたが、その言葉の通り、初回のお打ち合わせでは会社のことや社員の皆様のこと、商品やサービスのことなど、代表の和田様とお互いをじっくり知る時間から始まりました。
その中で私が感じたお客様の想い。それは「ホームページ制作を通して、自社と改めて向き合いたい」「社員の気持ちを一つにしたい」というものです。なごやかな雰囲気の和田様から、社員の皆様への熱い想いや、会社を大切に思う気持ちが伝わってきました。和田様はじめ六甲サービスセンターの皆様のことを少しでも理解し、私も何か力になれたら。そんな気持ちでプロジェクトが始まりました。

迷いながらも、ひたむきに
サイト制作が本格的に動き出し、まずは採用ページに掲載する社員の皆様へのインタビューからスタートしました。「こんな想いで働かれているんだ」と、社会人として学ぶことばかりで、毎回が発見の連続。
時には厳しいことを伝える立場であるとお話くださった方、若手と上司をつなぐ橋渡しのような存在を担っているという方、事務所の雰囲気を明るく保つことを意識しているという方。タイプの異なる社員の皆様が、お互いの強みや弱みを補い合いながら働いている姿がとても印象的でした。
またその後、任せていただいたお仕事は、TOPページに掲載するキャッチコピーを考えるというお仕事。「どうやって考えたらいいんだろう」と何度も書いては消して、消しては書いて、代表の坂口やデザイナーの岡本へも相談しながら進めていきました。
完成したキャッチコピーには、和田様や社員の皆様との会話から感じた「はたらくこと」のまわりにあるものすべてを支え続けたいという想いをたっぷり詰め込みました。サイトのデザインやキャッチコピーをご案内した際は、想いをたくさん詰め込んでいただいたことに感動したというお言葉をいただき、まだまだ未熟ながらも、お客様に寄り添えたのかもしれないと、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
はじめてだらけの撮影
撮影も、もちろんはじめての経験でした。社員の皆様の自然な笑顔を引き出す工夫をしたり、何気ない会話から雰囲気を作ったり。坂口と岡本の後ろ姿を見ながら現場の空気をつくるとは、こういうことなんだと実感した一日でした。

撮影したお写真をみんなで確認。

社員の皆様を見守る立ち姿がかっこいいと、撮影中話題になった代表の和田様。

修理の様子も実演くださいました。
おわりに
サイト公開後、すぐに代表の和田様から「吉川さんが当社の担当で本当によかったと思っています」とメッセージをいただきました。私がお力添えできたのはほんの少しではありますが、以前弊社の先輩ディレクターが「最後にお客様から感謝の言葉をいただけることが、何よりのご褒美になる」と話していたことを、少しだけ理解できた気がします。
そして、六甲サービスセンター様は、サイト公開後もブログをたくさん更新してくださっています。実績や社内の工夫、和田様の人柄があふれる社長ブログも読みごたえ抜群です。
最後に拙い部分も多かった私に、いつも優しく温かくご対応いただいた六甲サービスセンターの皆様へこの場を借りて改めてお礼申し上げます。このサイトを通して、六甲サービスセンター様で働く皆様の魅力が、ひとりでも多くの方に届くことを願っております。
紹介されたクリップサイト