下原自動車株式会社 shimohara-auto.co.jp
Credit
Designer / Engineer : Mineo Okuda
Director : Yuki Ikezoe
課題の発見
キックオフミーティングでは、下原様からご要望をお聞きしました。
ご要望
- お客様に直接アプローチするため、ブログを更新できるようにしたい
- どのような事業をしているのか分かりやすく紹介したい
- 女性のお客様にも安心して、ご依頼いただけるようにしたい
大切にされていること
- お客様のライフスタイルに合わせた修理をする
- 車を元通り直すだけでなく、プラス何か提供できないか?を常に考えお客様の感動してもらえるように対応する
- 難しいことでも基本的には断らず、成功の可能性があればチャレンジする
お打ち合わせを進めていくと、和歌山県はバイクや自動車の保有人口が全国NO.1であり、車の修理や利用は女性(主婦)の方が圧倒的に多いとのことでした。 板金塗装業が無骨なイメージを持たれがちであるため、この業界では珍しい女性目線のサイトにすることで、イメージを刷新させていただくことになりました。
新しいロゴデザイン
下原様は、お客様が車を少し傷つけてしまった時に使える塗料を無料でお渡しされていたり、お客様が困っているからと無料で代車を貸し出す等、ホスピタリティ精神あふれる方です。 その他にも「そんなことまで無料で対応されているんですか!?」と思うようなこともいくつもありました。 「本当は費用をいただいた方がいいのは分かっているんですけど、お客様に笑顔になってほしくて、ついついサービスしてしまうんです」 下原様のこの一言から、今回のロゴデザインのコンセプトが決定しました。
- 笑顔
- 事業内容が分かるようなイメージ
- 女性目線のイメージ(清潔感)
- 柔らかい青色(新宮市の自然に囲まれて、空気が澄んでいるイメージを表現した色)
制作したロゴデザインがこちらです。
上記のキーワードを元にロゴマークは、「ハンドル」と「笑顔」をモチーフとして制作させていただきました。 今回は「Drive with a Smile!」というタグラインも作成しており、「下原自動車は明日も笑顔で運転できるように、自動車に関する全てのことでお客様をサポートします」という思いを込めたメッセージになっております。 また「お客様を笑顔にする」というインナーブランディングの視点でも、スタッフの皆様の共通認識となればと思い、覚えやすく分かりやすいコピーを制作しております。 下原様や女性のスタッフ様に確認いただいたところ、「コンセプトにぴったりですね!」「可愛いですね!」と様々な感想をくださったことが、何より嬉しく思いました。
サイトリニューアルへ
女性目線のサイト作りは、板金塗装業界では珍しい試みとなります。そのため、より親しみやすく、温かみのあるデザインを目指し、女性が気に入ってくださるようなイメージを追求しています。また、コーポレートカラーには、新宮市の澄んだ空気を表現するために青色を採用し、清潔感を演出しております。
トップページのメインビジュアルには「凹んでも、凹まない。」というキャッチコピーを考案いたしました。 このキャッチコピーは、下原自動車様が板金・修理をはじめ、販売から車検・事故対応まで一貫して自社でサポートできるため、車をぶつけてしまっても、きれいに修理し、お客様に笑顔になっていただけるという意味が込められています。 メインビジュアルはスライドする仕様になっており、新宮市の雰囲気が伝わるイメージ、お客様と会話しているイメージ、真剣な顔で整備するイメージの3枚での構成になっております。
また今回の撮影は、新宮市で行ったためロケハンに行くことができなかったので、オンライン打ち合わせでGoogleMapを画面共有しながら、場所やスケジュールを決めていきました。 車(fiat)を2台ご用意いただいたり、見晴らしのいい場所へ移動していただいたりと、下原様には様々なご協力をいただきました。さいごに
公開後に下原様からお電話があり、「さっそくWebサイトからお問い合わせや採用のエントリーがあったんですよ。 それに商工会等でもWebサイトやロゴマークを見て様々な方から良い反応をいただけています。こんなに効果を実感できるとは思っていませんでした。」という大変嬉しいご報告もいただいております。
また下原様はブログを更新していく重要性についても理解してくださっており、施工実績やブログの記事作成は、お客様が読みやすいようにかなりこだわっておられます。 公開後も下原様から「どうすればもっと読みやすくなるか」という相談をいただき、見出しや行間の調整等のサポートをさせていただきました。 公開して終わりではなく、サイトを大切に育ててくださるその姿勢に感銘を受けました。 制作期間中、下原様には多大なるご尽力をいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。 遠方ということもあり、オンラインでのお打ち合わせやロケハンのために撮影をお願いすることもありましたが、いつも快くご協力くださいました。 本サイトを通して皆様の想いや魅力が伝わり、下原自動車様のさらなるご発展に少しでも寄与することができましたら幸甚に存じます。