神戸市看護大学 www.kobe-ccn.ac.jp
Credit
Engineer : Mineo Okuda
Designer : Kanako Oji
Director : Suzumi Kataoka
看護学の最先端を学べる、
公立四年制大学
神戸市の西に位置する神戸研究学園都市は、大学や学校が多く集まる学術都市です。今回ご紹介させていただく神戸市看護大学様(以下、看護大学様)も、そのエリアにキャンパスがございます。
三宮から地下鉄でわずか25分の距離にありながら、六甲山系の自然が身近に感じられ、周囲は閑静な住宅地でもあります。
校舎も大変美しく、学生様にインタビューさせていただいた時も、志望動機の一つに上げられるほど学生様にも愛されているのが伺えました。
1996年4月に開学され、今年で24年目を迎えられます。また2019年4月に、公立大学法人として法人化されることが決まっています。
これを機により充実した情報発信ができるよう、この度サイトリニューアルのご指名をいただきました。
大学のカラーを残しつつ、
自然と魅力が伝わるデザイン
大学の花「あざみ」にちなみ、大学カラーはピンク色です。以前のサイトでも、全体の背景やグローバルナビゲーションなど、様々な箇所で使用されていました。そのメインカラーはリニューアル後も維持し、ポイントにブルーをプラスしました。男性も積極的に看護の仕事を目指す、そんな新しい時代を色で表現しています。
専門家の方には大学としての誠実さを、受験生の方には親しみやすさを抱いていただくことも、意識してデザインしました。
また複数の学生様にご協力していただき、図書館や中庭を歩く姿、授業風景など、いろいろなシーンを撮影致しました。看護大学様の魅力が自然と伝わるよう、サイト内にそれらの写真をたくさん配置しています。
情報量が多いサイトのため、扉となるまとめページを各カテゴリーのトップ(例:大学案内)と、その中の中カテゴリーのトップ(例:大学概要)にご用意しました。
さらに他ページにアクセスし易いよう、下層ページにはサイドバーを設置しています。
旧サイト内の情報をわかりやすく整理。
更新し易くWordPressをカスタマイズ。
以前のサイトはほぼ全てのページを、教職員の方が自ら作成できる仕様となっていました。多数の方がサイトの運営に係わられることは良いことなのですが、サイトボリュームが大きいこともあり、同じ内容のコンテンツが別のページとして存在する、10年程前の記事が更新されずに残っているといったことがありました。それに伴い、動線も複雑化していました。
リニューアルにあたり、最初に約500ページあったコンテンツの、取捨選択を行いました。次に、どのページを投稿ページ(ブログ機能)にするかを分けていきました。
また、初めてサイトを訪問した方にもわかりやすいように、全ページを「大学案内」「大学概要」といったどのカテゴリーに分けるかゼロから考え直しました。複数のページに渡って同じ内容について掲載されている場合、1ページにまとめることで、一度にすべての情報が読めるようにしています。(例:教育理念、目標、ポリシー)
看護大学様からリニューアル後も、なるべく各ご担当者様がご自身の係わられているカテゴリーの更新を、学内で行いたいとご希望されました。
そのため、お知らせやブログのカテゴリーを細かく設定し、更新が必要なページにそのカテゴリーの記事が自動で挿入されるようにカスタマイズしています。「お知らせ」と「いちかんブログ」を更新していただくだけで、常に最新の状態に保って頂けるようになりました。(例:ホームカミングデー)
その他にも以下のカスタマイズを施しています。
- ・頻繁にアップロードされるPDFファイル専用フォームをブログ機能に追加
- ・学内で予定更新できるよう図書館ページにGoogleカレンダーを埋め込み
- ・ニュースレターを管理画面から投稿できるフォームを設定。
新規に発行されるときにも対応できるよう、カテゴリー分けできる仕様に
撮影にご協力くださった学生様には、同時にインタビューもさせて頂きました。どの方も看護に対して前向きに、一生懸命学ばれていて、よりいっそう制作のモチベーションが上がったことを覚えています。
お人柄も、優しさと気遣いに溢れ、人をケアするに相応しい方がこの大学に集まってくるのだと感じました。看護実習や課題などで忙しいにも係わらずとても協力的で、撮影も含めスムーズに進めさせていただくことができました。(例:学生座談会)
最後に、今回のリニューアルにおいて広報課ご担当者様には、タイトなスケジュールの中、より良いサイトとなるよう多大なご尽力を賜りました。そのご協力なしには、この様な仕上がりにはとてもできなかったと思います。本当にありがとうございました。
4月の法人化後に新たに作成させていただくページのお話しも頂戴しています。公開後も社内全体でサポートさせていただき、神戸市看護大学様のご発展に寄与できれば幸いです。