株式会社IDAJ www.idaj.co.jp
Credit
Designer / Engineer : Mineo Okuda
Director / Engineer : Taku Matsumura
Director / Designer : Takuto Matsunami
国内屈指のCAE技術により、
あらゆる業界の解析を支援
今回リニューアルさせていただいたのは、工業製品の設計・開発作業を支援するシミュレーションソフトウェア(CAE)の販売・サポートから、CAE技術を用いたコンサルティング・システム構築と開発を中心に、海外へも事業展開をされておられる株式会社IDAJ様です。
CAEとはComputer Aided Engineeringの頭文字をとったもので、工業製品の設計・開発工程においてその作業を支援するコンピュータシステムを指します。
同社で取り扱っているCAEソフトウェアは多岐に渡りますが、単独として魅力的でかつ将来性のある分野に属するプロダクトであること、何らかの形で既存のプロダクトと連成・連結でき、お客様の問題に対してより良いソリューションを提供できるプラットフォームであることなどを基準として選定されており、独自の技術サポート・利用技術の移管・利用拡大に向けたシステム化といった“付加価値”を提供する事で、各業界の大手企業をはじめとする、様々な企業様からご支持を集めておられます。
webを通じてブランドイメージの向上を
常に最先端の技術を提供し続けておられる同社。webを通じても最先端の会社である事をアピールしたいという目的から、ご担当者様よりコンペティション参加のご指名をいただき、大変ありがたい事に弊社にてリニューアルを担当させていただく事となりました。
サイト自体は2,000ページを超える大変ボリュームのある本サイト。弊社といたしましても、ここまでページボリュームのあるWEBサイト制作は初めてではございましたが、コンペティションの段階からサイトマップの把握と整理を行い、ご希望公開日から逆算した明確なスケジュール設定と、双方で管理を行う進捗シートの作成や情報の共有により、スムーズに制作を進めさせていただく事が出来ました。
そして何よりも、担当者様とのお電話やメール、時にはお伺いにてお打合せなどのお時間を重ねさせていただき細かい仕様についてや、デザインについてのご意見交換など、よりよいコミュニケーションを構築させていただけたことが一番の理由ではないでしょうか。
そんな本サイトリニューアルにあたってのポイントは以下となります。
- デザインの刷新
- 古いコンテンツの廃止、レスポンシブ化
- WordPressの導入
- イントラネットシステムとの連動
- 公開フローの維持
デザインについてはキーカラーをベースとし、ブランドイメージの向上を目的とした内容でご提案させていただきました。
メインビジュアルを含む各コンテンツの画像にも高い技術力・最先端技術をイメージさせるものを配置しております。
そして、レスポンシブデザインにて構築しておりますので、どのページもどのデバイスからでもストレスフリーでご覧いただけます。
また、下層ページにはFlash動画が多数使用されておりましたが、どのデバイスからでもご覧いただける様フォーマットの変換を行いました。
運用方法にあわせて
WordPressをカスタマイズ
リニューアル前のサイトではCMSにMovable Typeを採用されていましたが、webご担当者様の作業負担軽減や、拡張性の高さからWordPressへの変更をご提案させていただきました。
膨大なコンテンツ量の中でも管理が容易となる様に、管理画面から更新できる各種テンプレートファイルの作成や、各コンテンツごとにご要望にあわせたカスタマイズを行っております。
カスタマイズの中で課題となったのが、イントラネットシステムとの連動でした。一部コンテンツにおいて、イントラネットシステム内データベースと連動させる事がご要望にあったため、webご担当者様ご協力の下で検証とカスタマイズを重ね、こちらもご要望に沿うことが出来ました。
インタラクティブな検索フォームで
ユーザビリティの向上を
また、イントラネットシステムと連動するコンテンツの一つであった、無料と有料で別々のページだったセミナー情報のスケジュールを一本化し、キーワード、製品から絞り込みが可能なようにカスタマイズさせていただきました。
絞り込み検索にはフロントエンドフレームワークを使用し、即座に結果が表示されるように構築いたしました。インタラクティブなコンテンツの提供はユーザビリティの向上につながり、よりお申込みのしやすいフォームの実現が可能となりました。
WordPressだけでも管理されるコンテンツが膨大である事から、WordPressに操作マニュアルもご用意させていただきました。マニュアルからは、更新事があった際にご活用いただけるコードスニペットや、各コンテンツの詳細な操作方法をご覧いただけます。
検証を重ね、
よりよい管理方法をご提案
そして、もう一つ課題であったのが公開フローの維持でした。
フローの内容としては、テスト用サーバーに更新予定の作業を行い、各ご担当者様によるチェックで問題なければ、本番用に用意されている別サーバーへ定期的に同期させるといったものになります。フローの維持は必須条件であったため、こちらについてもコンペティションの段階から検証を行い、WordPressへ移行した場合も同期が可能かつ、一つの操作で同期が完了するといったカスタマイズ内容までご提案させていただく事ができました。
公開後も万全のサポート態勢
ボリュームのあるサイトでしたが、弊社側だけでなく、ご担当者様にもスケジュール調整管理や制作面において、多大なご尽力をいただいたおかげもあり、スムーズに公開まで運ぶ事ができました。
また、これまでにもいくつも難易度の高いサイトを制作させていただいておりましたが、今回の制作も弊社にとって非常にプラスとなる挑戦となりました。
サイトは無事公開させていただきましたが、もちろん公開して終わりではなく、公開後もサポート含め良好な関係を築かせていただいております。
更に、大変ありがたい事に、今回の制作についてご評価いただけた事もあり、お客様もご紹介いただきました。今後もより良好な関係を築きながら、今回のリニューアルがIDAJ様の更なる発展に寄与できれば幸いです。