株式会社オレンジライフ(採用サイト) orange-life-recruit.jp
Credit
Director : Hana Suzuki
Designer : Yuri Takeuchi
Engineer : Chiho Rokukawa / Rumina Kimura
Photo : knot
「人生を楽しむ」を、届ける人たちと
こんにちは、ディレクターの鈴木です。
今回ご紹介させていただくのは、和歌山県有田川町に本社を構える株式会社オレンジライフ様(以下、オレンジライフ様)。みかんの名産地として知られるこの地で、1935年から長きにわたり、葬儀会社として歩みを重ねてこられました。
オレンジライフ様が、人生の節目に寄り添う仕事を通して大切にしているのは、命を見つめ、人生を楽しむこと。亡くなった方のためだけでなく、今を生きる地域の人々の暮らしにも彩りを添えたいと、葬儀業のほかにも飲食業や宿泊業など、さまざまな取り組みを続けていらっしゃいます。
採用サイト制作のをご相談いただいたのは、私がディレクターの現場に戻るタイミング。しばらく制作から離れていたこともあり、このお声がけは、私にとって大きな意味をもつ出来事でした。そしてこのご縁をつないでくださったのは、日頃よりお世話になっている株式会社アスカフューネラルサプライ様でした。「すずきんぐが担当してくれるんだよね」。そんな一言に、信頼とご期待を感じ、身の引き締まるおもいでプロジェクトが始まりました。
オレンジ色が似合う会社
「色言葉」というものをご存知でしょうか。たとえば、赤には情熱、青には誠実や信頼といった意味があるように、色にはそれぞれのメッセージが込められています。そしてオレンジ色にあてられるのは、「前向き」や「冒険心」といった言葉。
打ち合わせを重ねるなかで見えてきた、オレンジライフ様が求職者に求める人物像は、まさにこのオレンジ色のイメージそのものでした。「何事にもチャレンジできる人」「変化を楽しめる人」「創造力をもつ人」。そこには、自分自身の人生と真剣に向き合い、感じたことを成長の糧にできるような人を育てていきたいという、上野山社長の熱いおもいが込められていました。
一方で、「死」と対峙する仕事であることから、有田での就職を検討している若い世代には、少し距離を感じられてしまうという課題も共有いただきました。でも、こんなにも素敵な会社があることを、知られないままでいてほしくない。オレンジライフ様で働くことが誇りになるように、そして、前向きに挑戦する姿が自然と思い浮かぶ採用サイトにしたいと考え、たどり着いたのが「育て、オレンジいろ。」というキャッチコピーとコンセプトでした。
そしてもうひとつ印象的だったのが、スタッフの皆様が口をそろえて語る有田愛。「このまちをオレンジライフの手で元気にしたい」「有田をもっと盛り上げたい」という言葉が自然と交わされる環境に感動し、もうひとつのコピー「有田ではたらくって、『愛』だ。」を添えて、ご提案しました。


みかんのまちを笑顔で照らす
「地域の方々に人生を楽しんでほしいと願うなら、まずはスタッフ自身が楽しんでいる姿を見せないと!」そうお話しくださったのは、瑞波専務でした。この言葉をヒントに、採用サイトでは笑顔溢れる写真をふんだんに取り入れ、キービジュアルには、有田ならではの遊び心を込めた動画を用いています。
撮影には、弊社のパートナーであるフォトグラファーのknot東様にご協力いただきました。オレンジライフ様らしい自然体の笑顔と、まちの空気感が詰まった撮影風景を、ぜひ楽しみながらご覧ください。

「超」を何個つけても足りないほどパワフルな、上野山社長と瑞波専務。

主演女優として絶対に失敗するわけにはいかない、と神妙な面持ちです。


タスク(?)を与え続ける黒柳マネージャー。

東様(左)との記念写真。とっても美味しいみかんを頂いて幸せそうです。

葬儀や法事の際のお料理を担当している調理チーム。あったかい。

有田屈指のイケオジの皆様から♡をいただきました。

か、かわいい。うちの竹内、お酒のCMやれます!やらせてください!

オレンジライフ様の先頭を走るおふたり。 インタビュー記事のひとコマに、家族写真を撮らせていただきました。キャイ~ン。

オレンジライフ様が運営するカフェ&ビアバー「GOLDEN RIVER」のスタッフ様。笑顔がまぶしい!

お話しするたびに、たくさんの笑顔をくださる素敵な皆様です。
さいごに
心を込めてつくったデザインをお持ちした日。上野山社長は目を赤くしながら、瑞波専務はポロポロと涙をこぼしながら、プレゼンに耳を傾けてくださいました。その姿に私の声が震えはじめた一方で、横にはニヤニヤしながらその様子を見守るデザイナーの竹内と、終始状況が分からず「?」を浮かべ続けている代表の坂口。なんともカオスな時間ではありましたが、「この瞬間を、これからもつくり続けていきたい」と、ディレクターとしての自分にもう一度火が灯ったような、忘れられない大切な時間となりました。
いかなるときでも楽しむことを忘れない、上野山社長、瑞波専務、里様、黒柳様、塚田様をはじめ、インタビューや撮影に快くご協力くださったオレンジライフの皆様に、心より感謝申し上げます。
葬儀会社として培ってこられた信頼を土台に、枠にとらわれない発想で、有田に新たな価値を生み出し続けるオレンジライフ様。この採用サイトが、ひとりでも多くの方に届き、未来の仲間との出会いにつながっていくことを、心から願っています。