こんにちは。
LINEの既読機能が大の苦手な池原です。
あれって…既読してしまったら最後、返信しなければならない義務感に襲われて、なかなかメッセージをタップ出来なくなりませんか?
でもLINEスタンプは好きです。
クリエイターズから”インコ”のスタンプを見つけてはコレクションにしています。
さてさて、そんなLINEも利用者が多いのは事実。
どうにか企業のウェブサイトに活用できないものか調べてみたところ、どうやらLINE@というものがあるようです。
今回は最近のLINEの需要とLINE@の活用についてまとめてみたいと思います。
Table of contents
LINEは全年代からの支持が拡大している
もはや、知らない人はいないであろうスマートフォンアプリ「LINE」。
株式会社リスキーブランドが2008 年から実施している生活意識調査(MINDVOICE®調査)を用いて行った「SNS 利用者動向」先月の報告によると、主要SNSである「LINE」「Twitter」「Instagram」「Facebook」の4つのうち、有効回答数 約4000件中、現在最も多くのアクティブユーザーがいるのは「LINE」なのだそう。
若年層離れの傾向が見られるFacebookに対して、LINEは全年代から支持を得ているようです。
その結果を裏付けるように、東京工科大学が2017年度の新入生1,730名を対象に行った「コミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査」の結果を見ても、友人との連絡手段をほぼ全員が「LINE」(97.7%)と回答しています。
更に面白い事に、ニュースの情報源は「テレビ」「Twitter」に次いで「LINE」が急増しているそうで、ニュースメディアとしても活用されています。
そんな中、早速企業もLINEに注目しているようです。
株式会社ジャストシステムが今年3月に行った企業のマーケティング・広報の担当者を対象にした調査で、今後最も注力していきたいマーケティング手法に「SNS等のインフィード広告」との回答が最も多く、更に主要SNS4つのうち最も注力していきたいSNS広告では、なんと「LINEのインフィード広告」が1位という結果だったそうです。
こういった様々な調査結果からも分かる通り、LINEの需要は非常に高まってきています。
しかし、広告を掲載するとなるとコストがかかります。
果たして費用対効果が見込めるのか・・・と不安になりますよね。
ですが、こんなに需要が高い事が分かっているのであれば、せっかくですからビジネスに活用したいものです。
そこで!LINE@が使えそうなので、詳しく調べてみました。
LINE@とは?
LINE@とは、私たちが普段、友人とやり取りをする時に使用しているLINEとはまた違ったアプリで、不特定多数の人達に一斉に情報を配信できます。
メルマガを想像していただくと分かりやすいと思います。
LINE@の費用
LINE@には、3種類のアカウントがあります。
無料のフリープランはメッセージの配信が「有効友だち数×吹き出し数:1,000通まで」といった制限があります。つまり、友達登録したユーザーが500人であれば、月2回の配信が可能ということですね。
更に、タイムラインの投稿は月4回まで。
その他、ベーシックプラン(5,400円/月)とプロプラン(21,600円/月)がありますが、今回はフリープランを活用して出来る事をまとめてみたいと思います。
フリープランで使える機能
- メッセージの一斉配信
有効友だち数×吹き出し数:1,000通まで/月で、友だち登録したユーザーに作成したメッセージを一斉配信することができます。配信するタイミング等も予約が可能。※メッセージ通数とは、LINE@から送信する「吹き出し」の数です。(1吹き出し=1通) - 1:1トーク
ユーザーと1:1でのトークが可能。各種お問い合わせなどへの対応も可能になります。 - アカウントページ
LINE内での専用のホームページ。コンテンツはカスタマイズも可能です。 - タイムライン・ホーム
タイムライン・ホーム機能で不特定多数のユーザーに向けて情報を発信できます。メッセージ送信時の同時投稿も可能です。友だちからの「いいね!」やコメントを受けることができるだけでなく、ユーザーが投稿内容を友だちと共有したりもできます。 - クーポン機能
アンケートや人気投票のようなユーザー参加型コンテンツを配信できます。※PC版管理画面からのみ利用可能。 - LINE ショップカード
ポイントカードを作成・発行できる機能です。 - 統計情報
日々の友だち追加数、ブロック数などの数値や、タイムラインへの反応などを確認ができます。
使えそうな機能が盛りだくさんですね!
LINE@はどんな企業に向いているのか
フリープランで利用する場合、「地域密着型の企業」
が向いているでしょう。
なぜなら、メッセージの配信は有効友だち数× 吹き出し数:1,000通まで/月 となっているため、友だち数が1000人以上の場合は有料プランの契約が必要になるためです。
地域密着型の企業であれば、ある程度ターゲットユーザーが絞り込めます。
また配信する内容も、その地域の行事などの内容を盛り込むこともできるため興味を持ってもらえる確率も高くなります。
フリープランで効果が充分に得られるようでしたら、有料プランへの切替も検討してみても良いかもしれませんね。
実は私も近所のスーパーや飲食店のLINE@アカウントは友だち登録していて、普段は毎週配信されるお得情報に合わせてお買い物に出かけています。
ちなみに、弊社がある兵庫県神戸市では、今年の3月に行ったアンケート調査で、「インターネットを利用するとき、使用している通信機器は何ですか。」という質問に対し、”スマートフォン”が”パソコン”を上回る結果になったそうです。
LINE@を使ってサイトへのアクセスを促す
例えば、ブログの記事を投稿したり、キャンペーン情報・イベント情報を新たに掲載した際、ユーザーが頻繁にサイトへ訪問してくれていれば良いのですが、情報が最も新鮮なうちにユーザの目に留まらない可能性もあります。
LINE@で更新した旨をメッセージで送信したり、タイムラインへ投稿をすれば、最短かつ簡単にユーザーへ伝える事ができます。
もちろんメッセージを受け取った全てのユーザーがアクセスしてくれるとは限りませんが、良い動機付けにはなるでしょう。
配信の際のポイントをまとめてみます。
ユーザーの興味を惹く内容
例えば、ヘアサロンでトリートメントが10%OFFになる6月限定のキャンペーンを行う告知をウェブサイトで行った場合。
その告知へユーザーを誘導させたい場合の配信の内容は、しっかりと吟味しましょう。
6月限定!
当サロン人気のトリートメントがお得な10%OFFでご利用いただけます!
詳しくはこちら
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このように直接的にセールスメッセージが届いた場合、トリートメントがしたいと思っている人だけにしか興味を持ってもらえず、スルーされてしまう可能性が高くなります。
では、こちらはいかがでしょう?
梅雨の時期ですね。
朝のヘアセットが上手くいかない・・・この季節。
おすすめのヘアケアテクニックをご紹介します。
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このようにしてあげると、ヘアセットに悩んでいるユーザーや、ホームケアに関する情報を求めているユーザの興味も惹くことができます。
トリートメントを予定していなかったユーザにも「行ってみようかな…」と思ってもらえるきっかけになるかもしれません。
更に、タイムラインの投稿はユーザが投稿内容を友だちと共有できる仕様になっているので、ユーザーが興味を惹くような話題性の高い情報を配信することで拡散してもらえる可能性もアップします。
プッシュ通知の表示文字数を意識して
スマホのロック画面には、LINEのメッセージの要約が表示されますよね。
機種や設定にもよるとは思いますが、決まった文字数のみ表示されて、それ以降はLINEでトーク画面を開かなければ全文を表示させることはできません。
ユーザーに全文を表示してもらうためには、プッシュ通知の段階で興味を持ってもらう必要があります。
文章の1行目には、文字数を意識し、なるべく結論から先に記載するようにしてみてはいかがでしょうか。
20代〜30代のユーザーが関心を持ちそうな内容
株式会社Finsightが今年の2月に行ったプッシュ型チャネルへの意識調査によると、「よく利用する企業・ブランドから情報を受け取りたいチャネルは?」といった質問に対し、Eメールに次いでLINEと回答した人が多かった年代は20代〜30代。
LINE@で送信するメッセージの文言は、若者向けを意識すると反響も大きいかもしれませんね。
更に、若干の差ではありますが、男性よりも女性の方がLINEを選好する傾向が見られたとのデータもあります。
こちらは業態などによってもターゲットは変わってくると思いますが、参考にしていただければと思います。
Eメールの次にMAで活用すべきはLINEとDM!?<企業・ブランドからの情報を受け取る プッシュ型チャネルへの意識調査>
ウェブサイトから友だち登録をしてもらうには
LINE@の管理画面から「友だち登録」のためのQRコードやボタンを取得することができます。
ソースも用意されていますので、自身のウェブサイトに貼り付けて告知しましょう。
LINE@の公式マニュアルで詳しい操作方法がご覧いただけます。
店舗などがある場合は、お客様へ直接お伝えし友だち登録してもらう方法もありますね。
さいごに
今回はLINE@を活用しウェブサイトへのアクセスを促す方法についてご紹介しました。
LINE@はサービス開始から機能の追加やプランの変更があったりと、今後もサービスの拡大が期待できます。
メルマガやその他のSNSと上手く連携しながら、ビジネスへ取入れてみてはいかがでしょうか。