はじめまして。ウィルスタイルの竹内です。
武庫川女子大学 情報メディア学科を卒業し、4月からWebデザイナーとして入社いたしました。
始めてのブログでは私がウィルスタイルで働くまでの経緯をお話させていただきたいと思います。
Table of contents
分岐点
志望大学を決める際の私の将来の夢は、映画関係の仕事につくことでした。
幼い頃からアクション映画が好きだったこともあり、感動する側から感動を与える側になりたいと考えていました。そのため進路選択の当初は、CG技術を学ぶことができる美術大学や専門学校に行きたいと思っていました。しかし、当時の私は社会に多くある仕事のことを全然知らなかったため、4年制の大学でCGや他のメディアを学ぶことができる武庫川女子大学を選択しました。武庫川女子大学の情報メディア学科では、CG技術の他に映像やプログラミング、マーケティングなど幅広い分野を学ぶことができました。授業の中で最も興味を持ったのがWebの分野でした。
幼い頃からお世話になっているお店がコロナウイルスの影響で打撃を受けた時、私にできることは何かないかと思い、大学で身につけた技術を活かし様々なメディアを使い制作を行いました。何度もお店の方と意見を重ね合い、完成した作品をお店に持って行ったときに「ありがとう」や「お店で使わせてほしい」とおっしゃって頂けたことで、大好きなデザインに携わる仕事がしたいと強く思うようになりました。このことがきっかけとなり、公開して終わりではないWebサイトだからこそ、お客様と密にコミュニケーションを取り、お客様の魅力を詰め込んだWebサイトを作りたいと思うようになりました。
就職活動
大学3回生の秋になり、地元の友達と一緒に就職活動に向け自己分析やエントリーシート、面接練習に追われる毎日となりました。当時の私は心の奥では制作関係に進みたい気持ちがありましたが、所属学科の大半がシステムエンジニアに進むことから、システムエンジニアになることが無難であると考えていました。就職活動を進めて行くに連れ「本当にこれでいいのか?」と心のもやもやが大きくなりましたが、この道で大丈夫だと自分自身に言い聞かせていました。そして、システムエンジニアとして内定を頂いた後も、もやもやが晴れない日々を過ごしていました。
そんな時、いつものようにイヤフォンを付け音楽を聞いていると、Hump Backの「拝啓、少年よ」という曲が流れました。
夢はもう見ないのかい?
諦めはついたかい?
直球すぎる歌詞と歌声に自分に嘘をついていた気持ちのもやもやが晴れ、一歩を踏み出す勇気をもらいました。そして、自分が本当になりたい道に進む決心をすることができました。
ウィルスタイルとの出会い
私とウィルスタイルの出会いは、インターネットでの企業検索でした。
興味本位にウィルスタイルのホームページを訪れると、制作実績と共に制作へのこだわりが掲載されていることに驚き魅力を感じました。しかし、実務経験のない、新卒ましてやデザインに特化して学んでいたわけではないため、「この会社で働きたい。」と思いましたが憧れで終わってしまいました。
なりたい道に進む決心ができた時、真っ先に調べた制作会社がウィルスタイルでした。さらに読み進めていくと、私と同じ大学の学部を卒業した六川さんのブログを発見しました。ブログでは六川さんも私と同じように将来の進路選択で悩んでいた事や、「とりあえず」の気持ちが大切だと実感した実体験を知り、結果が駄目でも悔いのない就職活動ができるよう自分の持てる全力で挑みたいと思い応募することにしました。
緊張しながら応募フォームにポートフォリオの添付や必要事項の記入をし送信すると、代表の坂口さんからすぐにお電話があり、面接の機会をいただくことができました。
面接当日、緊張をしていましたが気持ちがとてもわくわくしていたのを覚えています。
ポートフォリオ
制作会社を受けるにあたり、ポートフォリオは高確率で必要になると思います。
美大・芸大ではなく4年制大学だった私の周りにはポートフォリオを作っている人がおらず、「ポートフォリオってどうやって作るの?」という状態でした。
ポートフォリオを作る一歩を踏み出すことができなかった私は、進路選択をする際に美大を選択すればよかったと美大コンプレックスに陥りました。
- 制作に進みたい気持ちはあるけど、専門的に学んでいる人達に私は勝ることができるのか
- 作品数が少ない
- 相談できる場所・人がほぼ0に近い
心の中で思っていても、頭の中は不安要素だらけになり手が動かない日々を過ごしていました。
そんな時、六川さんのブログを思い出し「とりあえず」の気持ちで、全力でポートフォリオ制作に取り組みました。
私が就職活動の際に作ったポートフォリオは、カラー印刷のA3サイズ、短辺とじです。
会社によっては数分見て終わることや、一番自信がある作品だけを紹介することが多いかと思います。就職活動が始まると多くの学生がエントリーすることとなるので、一人ひとりに時間を割くことが難しくなります。そのため、作品数は7~9つにし、量より質を重視して作品を選択しました。また、他の学生と差別化を図るために3つのことに気を付けました。
1.自身のセールスポイントを理解する。
ポートフォリオを作り始める前は、芸大・美大生でもないのに制作会社に就職できるのか?
と悩んでいました。
そこで、自身のセールスポイントを見つけるために、自己分析を行いました。
自身の強みを理解することでポートフォリオ制作をスムーズに行うことができたり、個性を出すことができたりしました。
私の場合、自身のセールスポイントを「企画力」と定め、制作の経緯やマーケティング調査を各作品ごとにポートフォリオに掲載しました。
2.会社のカラーにあったポートフォリオを制作する。
会社とのミスマッチをなくすために、作品の順番を工夫し会社の雰囲気にあったポートフォリオを制作しました。また、会社のカラーに合わせつつ、自分らしさが伝わるポートフォリオであることを心がけました。
3.感謝の思いを伝える。
私は紙でポートフォリオを作ったので最後のページに会社にお礼のメッセージを入れるようにしました。面接のたびに印刷をし直すことになりますが、他の人が面倒くさがる手間をすることによって差別化を図りました。
上記に書いたことはほんの一部のアドバイスに過ぎませんが、私のブログを読んでくださっている方の力になることや、自分らしさを見つけることができるきっかけになれば幸いです。
一番はポートフォリオ作りを楽しむことだと思います。
楽しめば楽しむほど、デザインは写し鏡のように自身の気持ちを表してくれると思います。
面接
ウィルスタイルの面接では他の会社と異なる点がいくつもありました。
1.社員の方のお出迎えがあった。
1番驚いたのが坂口さんと奥田さんのお出迎えがあったことです。
私が面接を受けた会社の中でお出迎えがあったのはウィルスタイルだけでした。就職活動の面接は受けさせていただくイメージが強かったのですが、ウィルスタイルの面接は同じ目線で親身に話を聞いてくださった印象でした。
2.面接で私にしっかり向き合ってくれた。
面接にじっくり時間をかけてくださったことで、私の魅力をお伝えすることができたと思います。
上記にも書かせて頂いたのですが、長い期間をかけて作ったポートフォリオを面接官が最後まで見てくれることは難しいです。しかし、ウィルスタイルの面接ではポートフォリオにじっくり時間をかけて最後まで見てくださいました。また、ポートフォリオ紹介は私の一方通行な紹介ではなく、会話のキャッチボールをしてくださったことで自分のこだわりを伝えることができました。
上記で掲載しているサイダーラベルデザインの「海がくれたおくりもの」は海の漢字を魚と波をイメージさせたいと思っていたのですが、なかなかいいフォントが見つからず字が綺麗な妹に頼んで何度も書いてもらったものになります。このエピソードを掘り下げて頂いたときは嬉しかったと同時に、こんな細かいところまでじっくり見てくださっていた事にとても驚きました。
面接を終えて、「ここで働きたい」と思えるほどすてきな会社に出会ってしまった。
面接の日は生憎の雨でしたが、雨を忘れるような晴れやかな日になりました。
就職活動を振り返って
私にとって就職活動は貴重な時間でした。
自分を深く見つめ直すことができたり、仲間という存在を再認識できたりする機会でした。
私の就職活動はコロナ禍に始まり、外出を制限され自由に動くことができない生活に疲れていました。そんな時に力になってくれたのが友達という大きな存在でした。
私の就職活動は友達がいたから、乗り越えることができたと言っても過言ではありません。
一緒に面接練習、テスト対策、エントリーシート制作をする毎日を送っていました。また、ポートフォリオを作る時に撮影、添削に協力してくれたのも友達です。
いろんな人が私を支えてくれたから、今ウィルスタイルのブログを書いている私がいます。
ありがとう。
就職活動は大変で辛いこともあるかと思います。
そんなときに、身近にいる人に頼ってみるのはどうでしょうか?
こんなときだから、好きなことをするのはどうでしょうか?
ちなみに私は、映画を観たり、体を動かすことが好きなのでランニングをしていました。
好きなことは絶対に自分をプラスの方向に導いてくれます。マイナスな気持ちになったら好きなことをするのがおすすめです。
最後に
私は本当に進みたいと思える会社に出会うまで、遠回りをしましたが、その分納得の行く就職活動ができたように思えます。
就職活動が進むにつれ他の人と比べてしまい、焦ってしまうことがあると思います。
ブログを通して、私と同じように悩んでいる方のきっかけや役に立つことができれば幸いです。
ウィルスタイルで働き始めて数日立ち、先輩方から学ぶ日々を送っています。
日々感謝の気持ちを忘れずに、Webデザイナーとして頑張っていくので、暖かく見守っていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回からは、入社後のエピソードについてお話できたらと思います。