こんにちは、制作の奥田です。
私事で恐縮ですが、ウィルスタイルに来てデザイナーとして働き始め1年半が経ちました。
僕自身はそれまで、フロントエンジニアや、WEBエンジニアとして働いていたので、個人以外でのデザインのお仕事は未経験でした。
そこを弊社代表に制作のすべての業務を任されるようになり、最初は四苦八苦していましたがそろそろデザインの仕事にも慣れてきたのもあり、もう一度改めてWEBデザイナーという仕事についてゼロから考えなおしてみるいい機会かなと思い、この記事を執筆するに至りました。
ここでいう「Webデザイナー」とは広義のデザイナーのことを指します。
デザインから、フロントエンド業務、バックエンド業務まですべてを含みます。
これからWeb制作の仕事を始めようと思っている方、すでにWebデザイナーとして働いているが、よりステップアップしていきたい方に、これからのWebデザイナーの在り方を個人的な目線でお話ししたいと思います。
Table of contents
表面をなでるな、本質を学べ
僕が今まで見てきたWebデザイナーやエンジニアの中で個人的に優秀だと思える人と、そうでない人の違いはセンスがどうのではなく、常に物事の本質を理解しようとしているかが大きく影響しているように思いました。
制作する上で生まれる「なぜ?」を「よくわからないが、こうすればできると教わったから」で片付けてしまう人はきっとそれ以上の成長は得られないでしょう。
常にそういった「謎」への飽く無き探究心が人を成長へと導くのだと思います。
僕がプログラミングの勉強を始めた頃は、サーバーとはどういう仕組みなのかが全くわからず、使い方を知らないため、なかなか次に進むことができませんでした。
仕組みを理解した時初めて、作りたいもの、その作り方などを知ることができるのです。
どんな世界でも職人は自分の仕事道具の仕組みや素材を理解し、使い方を知っているものです。
考えるな、感じろ。そして感じてからよく考えろ
では、デザインはどうでしょうか?
以前、僕はデザインは「考えるな、感じろ」の精神が大事だと思っていました。
確かに感覚が何より大切です。
直感や、個人のセンスがモノを言う仕事なのは間違えありません。
しかし、昨今のWebデザインには直感以外の感覚も同時に求められています。
「そのテキストはなぜその色なのか」、「どういう意図でそこに配置したのか」、などデザインに意味やストーリーを求められるようになりました。
上手なデザイナーの作品や、有名サイトのUIを見て「なぜ?」を生み、答えを探そうとするデザイナーこそ優秀なデザイナーだと言える思います。
インプットすること
これだけ垣根がなくなってくると、求められることも増え、覚えることもとても多い様に思います。
僕がこの業界に入った頃はまだIE6、IE7がシェアのほとんどを占めていました。
通信速度や、モダンブラウザの普及、HTML5への移行など、当時とはできることが大きく違います。
と言ってもここ4・5年の話です。
それだけ急速に進化してきた過程で、取り残される人と付いていける人との大きな違いは「周りをよく見ていたか」です。
周りの変化に気づき、どれだけ素早くインプットして来たかで大きく差が開きます。
何事も「とりあえずやってみる」の精神はとても大切なことです。
あーだこーだ言うのはやってみてからでも遅くはないでしょう。
効率厨であれ
できることが多いということは同時に、やる作業も多い場合があります。
僕はあまり言い方は良くないですが、基本的に面倒くさがりな性格なのでいかに効率よく物事を進めるかに命をかけています。
最初に時間のかかる遠回りな作業をすれば後々きっと報われるはずです。
クォリティーの高い仕事をきっちり迅速にこなせる人は成長のスピードも速いと言えるでしょう。
アウトプットすること
知り得た情報を周りの人にアウトプットすると、自分とは違う意見を聞くことができます。
自分の作品を他の人に見てもらうと、違った目線での意見が聞けることでしょう。
またその意見を柔軟に取り入れ、作品に反映させることもアウトプットの一つです。
楽しいだけが仕事じゃない
この業界に入ってくる人に多いのが「楽しそう」というイメージを持たれてくる方だと思います。
ですが、仕事と言うのは決して楽しいだけのものではありません。
しんどい仕事や、大変な仕事もたくさんあります。
それはWeb業界も同じです。
ですが、嫌いなことと好きなことでは仕事の大変さも違ってくるはずです。
まずはWebの仕事を好きになることがとても大切だと思います。
自分を過大評価しないこと
自分は優れていると過信するあまり、間違えに気づかず取り返しがつかない失敗をしてしまう恐れがあります。
自分のことは自分が一番わかっていると誰もが思っているそうですが、自分のことは思っているほど自分には見えていないものです。
また、「自分はまだまだだ」と思っている人はより向上しようと努力するはずです。
自分のセンスを信じること
「さっき過信するなって言ったじゃん!」と思われた方、そのとおりです。
過信することはよく無いことですが自分を認めてあげるのも大切なことです。
自分の作品を自分が愛せなかったら他の誰も愛してはくれないでしょう。
何度見ても飽きないものは本当に自分が愛しているものです。
自分の作品を大切にし、そして愛してあげましょう。
クライアントの意図を理解すること
とは言ってもクライアントありきのお仕事です。
自分の趣味を前面に押し出してもクライアントとの折り合いはつくはずがありません。
クライアントの言いなりになって仕事をするのも決していいデザイナーとは言えないと思います。
クライアントの意見をよく聞き、どういう意図で言っているのかをよく理解し、代替案を提案できる人は優れた人です。
空き時間を最大限に有効活用
仕事の合間や、自宅での時間などを有効に使える人は本当にみるみる成長していきます。
業務で携わる以外のことは空き時間にしか学ぶことはできません。
是非有効活用しましょう。
あとがき
この記事を執筆するきっかけはとにかくこのタイトルで記事が書きたかったから、それだけです(笑)
ですが改めて自分を見直してみてできていること、できていないことをしっかり理解し、次に進めるいい機会になったように思います。
リアルではタイムリープはできません!皆様も是非今一度立ち返り、自分を見直してみましょう。