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ブランディング・トーン&マナー

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うちの梅の花がきれいに咲いています。
デザイナーの大路です。
梅の実がなったら収穫して、大きめの瓶につめて梅酒にするのが毎年恒例です。私は酒豪ではないですが、社内でなぜかすごい飲むキャラみたいになる時があります。至って普通です。

さて、今回のテーマは、お客様からウェブサイトの制作をご依頼いただく際に、「ロゴも新しくしたい」「他のツールも統一させたい」というご要望もいただくことが多いのですが、いわゆるブランディングのご提案です。
そんな「ブランディング」について記事にまとめたいと思います。

CONTENTS

  1. トーン&マナーについて
  2. トーン&マナーの必要性
  3. 色からあたえられる印象
  4. キーフォントと、それにより表現されるキーワード
  5. さいごに

トーン&マナーについて

はじめに「トンマナ」というのが、広告業界で使われる「トーン(Tone)&マナー(Manner)」の略称で、企業や商品などのブランドについて、様々な広告ツールに一貫性を持たせるためのものです。

例えばコーポレートカラーを「グリーン」と一言で言っても、もちろんいろんなグリーンが存在していて、ウェブサイトと名刺とでは色味が明らかに違っていたり、媒体によって記載するフォント(書体)がばらばらになってしまっては、ブランドイメージそのものがばらばらで、そのブランドならではの「印象」が定着できなくなってしまいます。

カラー・フォント・ビジュアル、その企業やブランドの想いや在り方を表現するには何が一番適しているのか、お客様とヒアリングを重ねながら、言葉を探したり、イメージカラーを選定していきながら、キービジュアルが生まれます。
それをすべてのツールで、ブレることがなく統一させるための「ルール」として「トーン&マナー」が必要になってくるのです。

トーン&マナーの必要性

他にはない独自性をもったロゴを、何もないところから作りあげるのはとても難易度が高く、時間もコストもかかります。
シンプルでもブランディングの効果を高めるためには、トーン&マナーを徹底し、ブランドの世界観を伝えることが重要です。

色からあたえられる印象

カラーは、ウェブのRGBと印刷媒体のCMYKでも多少異なりますが、特色である「DIC」や「PANTONE」世界共通の色見本を基準に指定できます。
上記にもありますが、「グリーン」といってもそれぞれの色味の違いで印象は様々です。パステル系のやわらかいグリーンは、医療やケアの分野を連想させたり、ビビットなグリーンは農園(野菜)など。これは私の趣味主観でしかないのかもしれませんが。
色の組み合わせだけで思い浮かんでしまうもののブランディング力はやはりすばらしいですよね。

「イエロー ✕ ブラック」これは私の場合完全に「阪神タイガース」です。
「ブルー ✕ イエロー」「レッド ✕ ホワイト」といった色を見て、皆さまは何が思い浮かぶでしょうか。
答えに多く名の上がるブランドのキーカラーは成功しているといえます。
歴史あるものにキーカラーが定着するのは自然ですが、ウェブサイトだけをみても、なんとなく見たことがあるものの色の印象は残っているものです。

キーフォントと、それにより表現されるキーワード

「あのフォントは、カッパープレートだな」などと、街中でも意識してフォントをみるようにしているのは職業柄ですが、実にたくさんある中から、その企業やブランドにふさわしいフォントを選定するのも、奥が深いと日々感じています。

そして、フォントで表現されるキーワード。
企業やブランドを知ってもらうための言葉は、カラーと同じでとても印象に残ります。
伝えたい思いはたくさんあってもブレることなく、キーワードにルールを決めることがとても大切です。

さいごに

ブランディングにとってトーン&マナーは、企業様の場合、社員全員が同じ認識であることも重要であると考えます。
身内の意識を統一することで、周りからの印象も統一されていくはずです。
ロゴマーク・ロゴタイプをすべてのツール、表札やユニフォームの名入れまでこだわることで、ブランド力は更に高くなります。
ウェブサイトを含め、「ブランディング」についてすこしでも興味をもっていただけたら幸いです。

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