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【初心者向け】メールの仕組みと種類をやさしく解説

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こんにちは、エンジニアの木村です。エンジニア中途として入社してから、あっという間に1年が経ちました。
構築の知識、アニメーションの付け方、サイト公開の流れ…たくさん学ぶことがありました。その中で、理解するまでに時間がかかったことのひとつが「メール」です。
入社当初の私のように「メールの基礎知識がなく、何から学べばいいかわからない!」という方のために、基礎をざっくり解説してみます。

Table of contents

  1. メールが届くまでの流れ
  2. メールサーバーについて
  3. メールソフトについて
  4. 余談:WordPressでのメール送信|WP Mail SMTP
  5. おわりに

メールが届くまでの流れ

普段当たり前のように使っているメールですが、裏側ではこんな流れで動いています。

  1. 誰かがあなた宛てにメールを送信
  2. そのメールがあなたの「メールサーバー」に到着
  3. あなたが使っている「メールソフト」が「メールサーバー」にアクセス
  4. メールの内容が画面に表示される

つまり、メールの送受信には基本的に「メールサーバー」と「メールソフト」の両方が必要です。

メールサーバーについて

送受信の流れを理解したところで、次はその要となる「メールサーバー」について見ていきましょう。
サーバーの種類や特徴を知ることで、メールの管理方法や設定がより理解しやすくなります。

メールサーバーとは?

メールサーバーは、メールが届く「保管庫」のような役割を持っています。
メールが届くと、サーバーで一時的に保管され、私たちのパソコンやスマホの「メールソフト」がアクセスすることで、画面にメールが表示されます。

メールサーバーの種類

日本の企業でよく使われるメールサーバーは、大きく分けて3タイプあります。
※弊社の顧客様は、国内レンタルサーバーのメール機能を使われる方が比較的多い印象です

国内レンタルサーバーのメール機能
代表例Xサーバー、さくらサーバー、ロリポップ
特徴ドメイン取得やWebサイト運営とセットで提供。導入が簡単。
利用者層個人・中小企業
クラウドメールサービス
代表例Microsoft 365(旧Office 365)
特徴メールに特化した高機能サービス。
セキュリティが高く、スマホや他のクラウドサービスとの連携も簡単。
利用者層中小企業~大企業
自社運用型メールサーバー
代表例Microsoft Exchange Server、Postfix、Sendmail
特徴すべて社内で保管可能。
セキュリティ・コンプライアンスに強いが、管理コストが高い。
利用者層大企業、金融機関

メールソフトについて

次に、サーバーに届いたメールを私たちの画面に表示する役割を持つ「メールソフト」について解説します。

メールソフトとは?

メールソフトとは、パソコンやスマホでメールの送受信や管理を行うためのアプリケーションのことです。
私たちが普段見ている「受信トレイ」や「送信済みメール」などの画面は、すべてこのメールソフトを使って表示されています。簡単に言うと、メールソフトはメールを見るための窓口のような役割を持っており、ここからメールのやり取りを行うイメージです。

メールを確認する方法とソフトの種類

メールは、パソコン・スマホ・ブラウザなど、いくつかの方法で確認することができます。

国内レンタルサーバーの場合

  • パソコン用ソフト
    例:Microsoft Outlook、Thunderbird
  • スマホ用アプリ
    例:Outlookモバイル、Gmailアプリ
  • ブラウザで確認
    例:レンタルサーバーのウェブメール、Gmail(ブラウザ版)

クラウドメールサービスの場合

基本的に好きなメールソフトを使えますが、公式アプリやブラウザ版を使うと設定が簡単で安定します。

【代表例:Microsoft 365】

  • パソコン用ソフト:Outlook(PC版)
  • スマホ用アプリ:Outlook(スマホ版)
  • ウェブメール(ブラウザで開くタイプ):Outlook Web

※Thunderbirdなどのメールソフトでも利用可能ですが、一部機能が制限される場合があります。

余談:WordPressでのメール送信|WP Mail SMTP

ここで少し応用として、WordPressでのメール送信の話をご紹介します。

WordPressの問い合わせフォームからメールを送るときは、通常のメールの送受信とは少し違い「WP Mail SMTP」というプラグインがよく使われます。
弊社でもよく利用しており、このプラグインには無料プランと有料プランがあります。レンタルサーバーであれば無料プランで使用できるのですが、クラウドメールサービスの場合は有料プランとなります。

なぜクラウドメールサービス利用だと有料プランになるのか

クラウドメールサービスは、高いセキュリティを確保するためOAuth 2.0という認証方式を採用しています。この認証方式は非常に安全ですが、設定が複雑です。
WP Mail SMTP の有料プランを使うと、この複雑な設定を自動的に簡単に行えるため、安全かつ確実にメールを送信できるようになっています。

おわりに

今回はメールの仕組みをざっくりとご紹介させていただきました。

仕組みがわかってくると、私がメール関係の理解で一番苦しんだ「メール設定」についても比較的すんなりと理解できるのではないかと思います。
メール設定についての記事もありますので、お困りの方や気になる方は是非こちらも確認してみてください。

メール設定の基本をおさらいしてみる

今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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Author | Rumina Kimura / 25views

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